世界の寿司職人は何人?推計13万の真実と海外で稼げる理由
「10年の修行」という常識と将来の不安に苦しむあなたへ
「毎日、朝早くから夜遅くまで一生懸命働いているのに、お給料はちっとも上がらない……」
「これからの人生、今の低いお給料や、なんとなく閉塞感のある環境のままで、本当に一生を終えてしまっていいのだろうか?」
今の日本で、そんな将来への漠然とした不安や焦りを抱えながら毎日を過ごしている方は、決してあなただけではありません。多くの人が、自分の働き方やこれからのキャリアについて悩み、現状を変えたいと願っています。
ふとテレビやインターネットのニュースを見ると、「海外でお寿司を握れば年収1000万円も夢ではない」「世界中の高級レストランで、日本人の職人がものすごく求められている」という、景気の良い話が飛び込んでくることがあります。
しかし、いざ「自分がその道に挑戦する」ということを想像したとき、心の中に強烈な不安や疑問が浮かんできませんか?
「お寿司の世界といえば『ご飯を炊くのに3年、握るのに8年』と言われるような、とても長く厳しい下積みが必要なはずだ。今さらそんな辛い修行を始めるなんて絶対に無理だ」
「そもそも、料理なんてろくにやったこともない未経験の自分が、言葉も通じない海外の現場で本当に通用するのだろうか?」
もしあなたが今、そう思って一歩を踏み出すのをためらっているのなら、どうか安心してください。
あなたが信じている「お寿司職人になるには10年かかる」という考え方は、日本の業界に古くからはびこる「過去の常識」に過ぎません。そして、「海外で成功できるのは、ごく一部の才能ある天才か、英語がペラペラに話せるエリートだけだ」という思い込みは、あなたが新しい挑戦をするための勇気を邪魔しているだけのものです。
時代は、私たちの想像を超えるスピードで確実に変わっています。
今、世界中の人々が健康的で美しい「お寿司」を求め、そして何より「日本人であるあなた」を、喉から手が出るほど欲しがっているのです。
この記事では、世界中のあらゆるデータから導き出された「本当の寿司職人の人数」と、なぜ日本人が海外へ行けば圧倒的に高いお給料をもらって豊かな生活ができるのか、その「残酷なまでの真実」を、専門用語や難しい言葉を使わずに、包み隠さず丁寧にお話しします。
結論!世界の寿司職人の人数と「日本人不足」の残酷な真実
インターネットで「世界の寿司職人は何人くらいいるのか?」と検索しても、ズバリとはっきりした答えはなかなか見つかりません。それは、全世界を同じ基準で調べた公式な統計データというものが存在しないからです。
しかし、各国のマクロなデータや、世界中に広がるお店の数を丁寧に計算していくと、誰もが驚くような真実が見えてきます。
結論からお伝えします。現在、世界中で「専門的な寿司職人」として厨房に立ち、包丁を握っている労働人口は、およそ「推計13万人から18万人」という途方もない規模に達していると考えられています。
なぜ、これほどまでに多くの人がお寿司を握っているのでしょうか?その最大の理由は、世界中で爆発的な勢いで増え続けている「日本食レストラン」の数にあります。
農林水産省の調査などを紐解くと、2006年には世界全体で約2万4,000店しかなかった日本食レストランは、2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことをきっかけに急増し、最新の調査ではなんと約18万1,000店にまで膨れ上がっています。
そのうち、お寿司をメインのメニューとして提供している「寿司レストラン」は、世界中で少なくとも5万5,000店以上が毎日稼働していると計算されています。
地域別に見ても、アジアには約11万2,400店(全体の62%)、北米には約2万9,400店(16%)、ヨーロッパには約1万9,200店(11%)と、まさに地球規模でお寿司が求められています。アメリカの公式な雇用データだけでも、国内で「寿司職人」として雇われている人が17,846人もいることがはっきりと記録されているのです。
世界中のスーパーマーケットのお惣菜コーナーから、ミシュランの星を獲得するような超高級なカウンターレストランまで、お寿司はあらゆる人々の生活に溶け込んだ、巨大なビジネスになりました。2025年の世界の寿司レストランの市場規模は、なんと約226億米ドル(日本円にして約3兆4,000億円)にもなると予測され、今後もさらに成長を続けると言われています。
しかし、この華やかな数字の裏には、日本の職人たちにとって信じられないような「残酷な真実」が隠されています。
世界中で13万人から18万人もの人がお寿司を握っているにもかかわらず、その大半は「見よう見まねで料理をしている現地の外国人スタッフ」なのです。
例えば、お寿司の歴史が長いアメリカの寿司職人の人種データを詳しく見てみると、白人が40%、アジア系が26%、ヒスパニック系(ラテンアメリカ系)が20%となっており、「日本人」の割合はごくわずかです。厨房の中で日本語が話されていることは今や少なく、英語やスペイン語が飛び交っているのが日常の風景になっています。
つまり、世界中でお寿司を提供するお店がものすごいスピードで増え続けているのに対して、魚の正しいさばき方を知り、食材の旨味を引き出す技術を持ち、清潔な衛生管理ができる「本物の日本の技術」を持った日本人職人が、絶望的に足りていないのです。
この「圧倒的な人数の足りなさ」と「見よう見まねのお寿司ばかりが広まっている現状」こそが、日本人であり、正しい技術を身につけたあなたが、世界中のオーナーから特別に高く評価され、高待遇で迎え入れられる最大の理由なのです。
【徹底比較】海外での成功と失敗を分ける「寿司職人の技術」
「海外へ行けば、誰でも簡単に稼げるんでしょう?」と、安易に考えてしまうのは非常に危険です。特に、若い方が利用しやすい「ワーキングホリデー」や「語学留学」の制度を使って、なんの準備も特別なスキルも持たずに海外へ飛び立つと、理想とはかけ離れた悲惨な現実が待っていることがよくあります。
英語が十分に話せない日本人が、これといった専門的な技術を持たずに海を渡ると、結局は日本人が経営する日本食レストランの奥で、安い時給でお皿洗いをしたり、ホテルの清掃をしたり、あるいは過酷な農作業(ファーム労働)をするしか仕事の選択肢がありません。物価の高い海外では、そうした低いお給料では生活費をまかなうだけで精一杯になり、貯金どころか、英語を学ぶ余裕すらなくなってしまうのです。
しかし、日本を出発する前に「お寿司を握る技術」という強力な武器をしっかりと身につけておくだけで、現地での扱いは文字通り「天と地」ほど大きく変わります。
| 比較する項目 | スキルを持たない海外渡航(一般的なワーホリなど) | 「寿司職人の技術」を持った海外渡航 |
|---|---|---|
| 仕事の探しやすさ | 履歴書を何十枚配っても返事がなく、採用されるのが非常に難しい。 | 「お寿司が握れる」と伝えるだけで、複数の店からすぐに採用される。 |
| 主な仕事内容 | レストランの皿洗い、キッチンでの簡単な補助、ホテルの清掃など。 | 人気店のカウンターやキッチンで、主役として堂々とお寿司を握る。 |
| お給料と生活のゆとり | 現地の最低賃金ギリギリで、物価の高い国では貯金が難しい。 | 高い基本時給に加えて、お客様からの多額の「チップ」がもらえる。 |
| 英語を使う環境 | 厨房にいる日本人スタッフとばかり話し、英語が上達しないリスクがある。 | カウンター越しに現地のお客様と話し、働きながら生きた英語が身につく。 |
| 周りからの評価 | 代わりがいくらでもいる、単なる「アルバイト労働者」として扱われる。 | 日本の食文化を伝える「特別なプロフェッショナル」として尊敬される。 |
圧倒的な需給ギャップと「就労ビザ」の壁が生む高収入
なぜ、「お寿司を握る技術」を持つだけで、これほどまでにお給料の額が大きく跳ね上がるのでしょうか?
日本国内のお寿司屋さんの平均的な年収は、だいたい330万円から370万円くらいだと言われています。年代別に見ても、40代でやっと370万円〜380万円台、50代になると逆に330万円台に下がってしまうという厳しい現実があります。
しかし、一歩日本から外へ出ると、その景色は一変します。例えばアメリカでは、寿司職人の全国平均給与は約880万円(5万8,909ドル)にもなり、ニューヨークやロサンゼルスといった大きな都市の高級店では、年収1000万円から2000万円を超えることも珍しい話ではありません。オーストラリアやシンガポールでも、初年度から年収600万円〜800万円を稼ぐことは十分に可能です。
この高いお給料の裏には、ただ「お寿司が人気だから」という理由だけでなく、各国の政府が厳しく定めている「就労ビザ(その国で合法的に働くための許可証)」の法律的な仕組みが大きく関係しています。
アメリカやイギリスをはじめとする多くの国は、「安いお給料で外国人がたくさん入ってくると、自分たちの国の人の仕事が奪われてしまう」と強く警戒しています。そのため、「もし外国人を雇いたいなら、自国の人たちの平均給与よりも高い、しっかりとしたお給料を支払わなければならない」という法律を作って制限をかけているのです。
つまり、厳しい審査をくぐり抜けてビザをもらえる「現地のスタッフでは代わりがきかない、特別な技術を持ったプロ」として認められれば、「最低でもこれくらい高いお給料は必ずもらえる」という約束が、各国の法律によって強力に守られている状態になるのです。
さらに、アメリカやカナダなどには、サービスに対するお礼として直接お金を渡す「チップ」の文化が根強くあります。カウンター越しに笑顔で接客し、お客様を感動させることができれば、決められたお給料とは別に、一晩で何万円ものチップをもらうことができます。
また、中東のドバイや東南アジアの高級店などでは、「所得税がかからない(お給料から税金が引かれない)」という大きなメリットに加え、住む場所の家賃や医療費まで会社が負担してくれるような、信じられないほど手厚い福利厚生が用意されていることもあります。
これこそが、日本の安いお給料の枠を抜け出し、海外へ出た職人が圧倒的に大きな額を稼ぎ、豊かな生活を送ることができる本当の理由なのです。
AIやロボットに奪われない「ヒューマン・ラグジュアリー」の価値
「でも、これからは機械やAIがどんどん発達して、お寿司を握る仕事なんてすぐにロボットに奪われてしまうのではないか?」と心配する方もいるかもしれません。
確かに、スーパーマーケットに並ぶ持ち帰り用のパック寿司や、お皿が回る安い回転寿司のお店では、人手不足を補うために徹底的な機械化が進んでいます。お米の重さを量ってシャリの形を作るお寿司ロボットは世界中で活躍していますし、最近ではAIを搭載したカメラが、職人や機械の作ったお寿司の大きさが正しいかを自動でチェックするシステムまで実用化されています。
しかし、だからといって職人の仕事がなくなるわけではありません。むしろ、機械化が進めば進むほど、「人間の手で丁寧に握るお寿司」の価値が跳ね上がっているのです。
ロボットは、決められた形にご飯をまとめることはできても、「今日のお客様は少しお酒を飲んでいらっしゃるから、シャリ(ご飯)をいつもより少し小さめに握って、食べやすくしてあげよう」といった、相手の状況に合わせた細やかな気配りをすることは絶対にできません。
また、カウンター越しに「このお魚は、日本の〇〇という海で獲れて、美味しくなるように何日もかけて丁寧に仕込んだんですよ」と、笑顔で物語(ストーリー)を語りかけ、お客様の心を動かすことも不可能です。
目の前で職人が美しい動きで魚をさばき、最高のおもてなしの心を提供するカウンターのお寿司は、ただお腹を満たすだけの「食事」ではなく、心を豊かにする特別な「体験」です。
こうした人間同士の温かいやり取りや、心のこもったサービスは、これからどれだけテクノロジーが進化しても機械には真似ができません。だからこそ、「人間にしかできない温かい体験」は、世界中の富裕層から求められる「ヒューマン・ラグジュアリー(人間による最高級の贅沢)」として、ますます高い価値を持ち続けるのです。
なぜ「日本人であること」が最強の武器になるのか?卒業生が語る現場のリアル
「日本の技術が評価されるのは分かったけれど、本当にたった数ヶ月勉強しただけの未経験者が、言葉も違う海外で通用するのだろうか?」
そう疑問に思う方のために、飲食人大学を卒業し、現在海外の第一線で堂々と活躍している2名のリアルな体験談をご紹介します。彼らの生の声を聞けば、世界がどれほど「日本人職人」を求めているかが実感できるはずです。
40歳・未経験からマレーシアへ。「海外は手袋で握る外国人ばかり」江田さんの証言

江田憲司さんは、30代のときに一度飲食の仕事を離れ、それから10年間は全く違う業界で普通の会社員として働いていました。しかし、結婚してお子さんが生まれたことをきっかけに、「自分の子供に、日本国内だけでなく海外でも自由に働ける世界があることを教えたい」と考え、40歳という年齢から再び飲食業界に戻り、お寿司の世界に挑戦することを決意しました。
彼は以前、アメリカのアリゾナ州にある寿司店で働いた経験がありましたが、当時の海外の現場のリアルな状況について、このように語っています。
「実際に海外のお寿司屋さんに行くと、現地のとても豊かなお金持ちが住むエリアであっても、お寿司を握っているのは日本人の職人ではなく、現地の外国人スタッフが手袋をして握っているケースが非常に多いです。アメリカにいたときもそうでしたが、衛生面(国の法律)の理由もあって、手袋なしで握っているお寿司屋さんはほぼないくらいでした」
しかし、世界的な日本食ブームが進むにつれて、現地のお客様の意識も少しずつ変わってきています。今や世界中の美食家たちの間では、「本物の高級なおまかせ寿司(Omakase)は、ゴム手袋などをつけず、きちんと技術を持った職人の清潔な素手で直接握るものだ」という正しい認識が広まり始めているのです。
「現地のお客様に『このお店に日本人の職人はいるか?』と聞かれたことがあります。やはり、同じアジア人であっても、外国人のお客様から見ても全く価値が違います。ただ見よう見まねで作るのではなく、『日本の学校でしっかりと正しい技術を勉強した』という事実があるかないかで、お客様からの信頼度も、お店から支払われるお給料の額も、全く同じというわけにはいきません」
江田さんは飲食人大学で3ヶ月間、包丁を入れる角度や、塩を振る量といった「お魚を美味しくする理屈」を徹底的に学びました。その後、東京・六本木の高級店での経験を経て、目標だったマレーシア・クアラルンプールへの海外就職を見事に勝ち取りました。
「日本人が厨房にいる、カウンターの前に立っているというだけで、現地では絶大なブランドになり、お客様にものすごい安心感を与えるのです。確かな技術さえ身につけていけば、世界中のどこに行っても人数が足りていない『日本人職人』として、絶対に通用すると確信しています」
年齢を理由に新しい挑戦を諦める必要はありません。江田さんのように、正しい技術をしっかりと身につけることができれば、40代からでも世界への扉は大きく開かれているのです。
ドバイの巨大店で日本人は自分一人。永井さんが証明する「技術の価値」

もう一人、中東の華やかな都市ドバイにあるレストランで大活躍している永井択実さんのお話をご紹介します。
永井さんは、20代の頃から飲食業や建設業など様々な仕事を経験した後、趣味のサーフィンを通じて「いつか海外で暮らして働きたい」という夢を抱くようになりました。そして、その夢を最短で叶えるための手段としてお寿司の技術に注目し、飲食人大学に入学しました。卒業後、彼はドバイにある「Kinoya」という人気のレストランで寿司職人として働き始めました。
世界中からお金持ちやビジネスマンが集まるドバイの豪華なレストランですが、そこで彼が直面したのは、信じられないほど極端な「日本人の人数の少なさ」でした。
「ここではお寿司の職人がなんと私一人だけなんです。だから、お寿司を握ったり、お刺身をつくったりと、お寿司をお客様に出すことに関する仕事は、私がほぼすべてを任されています。職人としての経歴が浅い私でも、すぐにカウンターに立たせてもらえて、現場の中で本当にたくさんの経験を積ませてもらっています。とてもありがたく、やりがいのある環境にいるなと感じています」
これほど大きくて人気のある日本食レストランであっても、厨房で正しいお寿司を握ることができる日本人の職人は、永井さんただ一人だったのです。これこそが、世界中でいかに「本物の技術を持つ日本人職人」が不足しているかという、何よりのリアルな証拠です。
「海外で働くなら、まずは英語がペラペラに話せないとダメなんじゃないか?」と心配して足踏みしてしまう方も多いですが、永井さんはご自身の経験からこう断言します。
「英語力以上に、海外のレストランのオーナーやお客様が一番に求めているのは、『丸ごとの魚を美しく綺麗に捌き、日本のきちんとした清潔なやり方でお寿司が握れる』という確かな腕前です。私が握ったお寿司を食べて、ドバイのお客様は本当に喜んでくれますし、身振り手振りで『デリシャス!』と大げさなくらいに褒めてくれます」
難しい英単語をたくさん覚えたり、完璧な文法で話したりすることよりも、目の前にある美しいお寿司と、一つひとつの丁寧な仕事ぶりこそが、世界中の誰にでも通じる「最強の共通言語」になります。技術があれば、言葉の壁は後からいくらでも乗り越えられるのです。
「もし、海外移住や海外で働くことを目指している方がいたら、寿司職人になるための勉強をして絶対に損はないと思います。お寿司という日本の素晴らしい伝統技術に対する、海外のお客様の需要とリスペクトの強さは、想像をはるかに絶するものがあります」
未経験からスタートした彼が、言葉も文化も違う遠い異国の地でこれほどまでに活躍できているのは、学校で毎日毎日繰り返して身につけた「どんな魚が来ても美味しくできる、確かな理屈と仕組み」があったからこそなのです。
【学び方比較】10年の下積みを捨てる「現代のキャリア戦略」
「日本人の技術が世界で求められていることは分かった。でも、どうやってその技術を身につければいいのだろう?」
これからお寿司の世界に飛び込もうと考えたとき、どのような「学び方」を選ぶかが、あなたの今後の人生のスピードと成功を大きく左右します。大きく分けて3つのルートがあり、それぞれにかかる時間やお金、得られる結果はまったく異なります。
伝統的な修行、2年制専門学校、短期スクールの違い
1. 伝統的な弟子入り(昔ながらの修行)
街の個人店や老舗の高級店に「見習い」として直接入り、親方や先輩の背中を見て学ぶ、昔ながらのルートです。「飯炊き3年、握り8年」という言葉があるように、最初の数年間はお皿洗いや床掃除、お茶出しといった雑用ばかりを任され、包丁を持たせてもらったり、魚に触らせてもらえたりするまでに非常に長い時間がかかります。 お給料をもらいながら学べるという良さはありますが、お寿司の技術を覚え、自分一人でカウンターに立てるようになるまでに、5年から10年という途方もない時間が失われてしまいます。大人になってから挑戦する方にとって、この「機会損失(稼げるはずだった時間を無駄にすること)」はあまりにも大きすぎます。
2. 一般的な調理専門学校(2年制など)
高校を卒業した若い方を中心に、2年間など長い時間をかけて学校に通うルートです。和食全般だけでなく、洋食や中華、栄養のことまで幅広く学び、卒業時に国家資格である「調理師免許」を取得することを目指します。 しかし、学費が約310万円など非常に高額になることが多く、座学(机に向かってする勉強)の時間が長いため、「実際にお魚をさばいてお寿司を握る」という専門的な練習の時間は意外と少ないのが現実です。一刻も早くお寿司の技術を身につけて現場に出たい大人には、少し遠回りに感じるかもしれません。
3. 短期集中の寿司専門スクール(推奨)
私たち飲食人大学のような、他の料理や座学を極限まで減らし、「お寿司の技術」だけに的を絞って短期間で集中的に学ぶルートです。 期間は数ヶ月(飲食人大学の場合は3ヶ月)と非常に短く、学費も数十万円から100万円前後と、2年制の学校に比べて大幅に抑えられます。何より、毎日朝から夕方まで、ひたすら本物の魚と向き合い、徹底的に包丁を握る練習を繰り返すため、最短距離で「プロの現場で通用する実力」が身につきます。これまでの仕事の経験を活かし、時間を有効に使って早く結果を出したい大人にとって、最も効率的でコストパフォーマンスの良い「現代のキャリア戦略」と言えます。
なぜ飲食人大学は「たった3ヶ月」でプロを育てられるのか?
「いくらなんでも、たった3ヶ月でプロになれるわけがない」と、疑う気持ちを持つのは当然のことです。
しかし、飲食人大学は「時間は技術ではない。どれだけ中身の濃い密度の高い練習をしたかが技術を作る」という強い信念を持っています。
昔の修行で10年かかっていたのは、1日の仕事のうち、お寿司の練習に使える時間がほんのわずかしかなかったからです。
飲食人大学では、お皿洗いや雑用といった無駄な時間をすべて排除しました。そして、長年の職人のカンやセンスといった曖昧なものを、「包丁を入れる角度は何度が正解か」「お魚の重さに対して、何グラムの塩を振れば一番美味しくなるのか」といった、誰にでもわかる明確な「理屈」と「数字」のルールに落とし込みました。
生徒たちはその理屈を頭で理解した上で、3ヶ月間、毎日毎日、朝から夕方までひたすら丸ごとの魚をさばき、お米を炊いてシャリを作り、お寿司を握り続けます。その圧倒的な「反復練習」の時間は、合計でなんと約420時間にも及びます。
何年もかかってたまにしか魚に触れない環境と、3ヶ月間毎日集中して魚と向き合う環境。どちらが早く技術が身につくかは明白です。
その揺るぎない証拠として、飲食人大学の卒業生と生徒だけで運営している「鮨 千陽(すし ちはる)」というお店は、オープンからわずか11ヶ月で、世界的に権威のあるグルメガイドブック「ミシュランガイド」に掲載され、さらにその後5年連続で評価され続けるという、業界の常識を覆す快挙を成し遂げています。
「3ヶ月で通用するのか?」という問いに対する答えは、すでに結果として証明されているのです。
よくある質問(FAQ)
これからお寿司の世界に飛び込もうとしている方、海外で働くことを考えている方からよくいただく疑問や不安に、正直に、そして分かりやすくお答えします。
Q. 寿司職人は世界に何人くらいいますか?
公式な一つの統計データはありませんが、世界中で爆発的に増え続けている日本食レストラン(最新の推計で約18万1,000店)や、寿司を提供するお店(約5万5,000店以上)の数から計算すると、現在世界で専門的に包丁を握りお寿司を提供している人の数は、推計で「13万人から18万人」の規模に達していると考えられています。しかし、その大半は現地の外国人スタッフであり、本物の日本の技術を持った「日本人職人」は圧倒的に不足しているのが現状です。
Q. 海外で寿司職人になれば年収1000万円は可能でしょうか?
はい、十分に可能です。日本国内の一般的な職人の年収が330万〜370万円程度であるのに対し、アメリカなどの主要都市では平均給与が約880万円(5万8,909ドル)にもなります。さらに、海外の高級店ではお客様から直接もらえる多額の「チップ」があるため、人気店のカウンターに立てば、年収1000万円から2000万円を超えることも決して珍しい話ではありません。
Q. ドバイやアメリカの寿司職人の年収はいくらですか?
働く国や地域によって大きく異なります。アメリカ(ニューヨークやロサンゼルスなど)では、基本のお給料にチップが上乗せされるため年収1000万円〜1500万円以上になることも多いですが、家賃や生活費などの物価も非常に高い点に注意が必要です。一方、中東のドバイなどでは、「所得税がかからない(お給料から税金が引かれない)」という大きなメリットがあり、さらに家賃や食事の補助がつくことも多いため、年収800万〜1200万円であっても、手元に残るお金(可処分所得)が多く、しっかり貯金しやすい環境が整っています。
Q. 寿司職人に男性が多い(女性が少ない)のはなぜですか?海外ではどうですか?
日本の業界では、長い間「修業が長すぎて体力的に厳しい」「女性の手は温かいから、触ると生魚が傷む」といった、科学的な根拠のまったくない古い迷信や習慣によって、女性が職人になることが阻まれてきました。そのため現在でも国内の女性職人は全体の10%未満と言われています。 しかし、海外に目を向けるとまったく状況が違います。例えばアメリカでは、寿司職人のうち女性が2割以上を占めており、「性別」ではなく純粋な「実力」だけで高く評価されています。女性ならではの細やかな気配りや美的センス、柔らかな接客は、現代のお寿司の世界において圧倒的な強みになり、多くの女性職人が世界中で大活躍しています。
Q. 英語が話せなくても海外の寿司店で働けますか?
はい、スタート時点では完璧な英語力は必要ありません。海外のレストランのオーナーやお客様が一番に求めているのは、流暢な世間話ではなく「美味しいお寿司を、早く綺麗に握れる確かな技術」です。最初は「いらっしゃいませ」「これはマグロです」といった接客に必要な最低限の言葉や、お魚の名前を英語で覚えるだけで十分にスタートできます。まずは技術で周りの信頼を勝ち取り、現地で働きながら生きた英語を少しずつ身につけていけば大丈夫です。
まとめ:次はあなたの番です。「10年の下積み」を捨てて世界へ
ここまで、世界の寿司職人の人数や、海外で日本人がどれほど強く求められ、高いお給料をもらえるのかという残酷なまでの真実をお伝えしてきました。
お寿司は今や、日本という国境をはるかに越えて、世界中の人々から愛される巨大な食文化になりました。だからこそ、その本物の作り方を知っている「日本人であるあなた」は、世界中のレストランのオーナーから喉から手が出るほど求められているのです。
「今の仕事に将来が見えない」「自分の力で世界へ羽ばたきたい」
もしあなたがそう強く願っているのなら、「飯炊き3年、握り8年」というような、意味のないお皿洗いや掃除に何年も時間を費やし、大切な人生の時間を無駄にする必要はもうありません。
年齢が30代でも40代でも、料理の経験が全くなくても関係ありません。これまでの社会人としての経験や、人への気配りは、カウンターに立ったときに必ずあなたの強力な武器になります。
必要なのは、「自分の人生を自分の手で変えたい」というあなたの最初のほんの少しの勇気と、正しい環境で中身の濃い練習に打ち込む「3ヶ月間」だけです。
「いつかやりたい」と思って立ち止まっている間に、時間はあっという間に過ぎていきます。
言葉の壁も、年齢の壁も、確かな技術という「世界共通のパスポート」を手に入れれば、すべて乗り越えることができます。次はあなたが、包丁一本を持って、自分らしく自由に生きる人生を手に入れる番です。
あなたの新しい挑戦を、私たちは全力でサポートします。まずは無料の資料請求で、あなたの人生を大きく変えるカリキュラムの中身を確かめてみてください。その小さな一歩が、世界へ繋がる大きな扉を開くはずです。
