寿司職人の学校とは|学費は安い?専門学校で得られるスキルも徹底解説!
寿司職人になるための学校ってどんなところ?
寿司職人になるための学校では、寿司を握る技術以外にもさまざまな学習をします。たとえばコース料理の考案や座学など、寿司職人になるために学ぶべき領域は多いものです。
今回は、寿司職人の専門学校で学べる内容や学費などをご紹介します。また寿司職人に向いている人の特徴も解説していきますので、ライフプランの構築にお役立てください。
寿司職人の学校、学費は安い?
寿司職人の専門学校の学費は、施設によって異なります。また同じ学校でも、カリキュラムによって大きく異なる傾向にあります。以下に専門学校の学費の目安を記載しますので、参考にしてください。
- 週に5回、2カ月のコース……70万円~
- 週に2回、半年間のコース……70万円~
- 週に3回、半年間のコース……130万円~
- 1回2時間、合計50回のコース……50万円~
また多くの専門学校では、学費とは別に入学費が必要です。入学費の目安は平均15~20万程度となっています。目当ての学校やコースに必要な金額を把握し、入学予定日から逆算して準備を始めていきましょう。
寿司職人の専門学校|選ぶときのポイント
ここでは、寿司職人の専門学校を選ぶときのポイントをご紹介します。寿司職人は現在注目度が高い職業のため、それぞれの個性を持つ専門学校も増えてきています。学校ごとの特徴を見比べながら、自分のライフプランと照らし合わせていきましょう。
短期なのか長期なのか、期間を決めておく
寿司の専門学校を選ぶ際は、通学する期間を事前に決める必要があります。寿司の専門学校は、コースによって通学期間が異なります。短期間の学校では、1カ月程度で卒業するコースがあることも。
多くの学校は、3カ月前後の通学期間を設定している傾向にあります。学校が展開しているカリキュラムを調べたうえで、自分にとって理想的な通学期間のコースを選びましょう。学生・社会人向けに、週末のみ通えるコースも展開されています。
学費をしっかり比較する
寿司の専門学校に通う際にしっかりチェックしておきたいのが、学費です。似たような学費の学校であっても、カリキュラムが大幅に異なる場合もあります。
学費は安ければ良いというわけではありません。学費が高い分、良質な講師から細かい指導を受けられる、実際に食材に触れる機会が多いなどの利点もあります。
学びたい内容が含まれているか確認する
専門学校の選択では、学びたい内容が含まれているかどうかも確認してください。とくに短期間で卒業できる学校の場合は、実践的なレッスンが少ない場合があります。
寿司に関する技術以外にも、汁物や小鉢、揚げ物、卵料理など、寿司職人になるには多くのスキルが必要です。また就職サポートや他コースとの両立など、各学校ならではのシステムも見比べましょう。
仕事をしながら通う場合、夜間も検討する
現在社会人として働いている人が専門学校に通う場合は、週末だけではなく、夜間の授業も展開している学校を調べることをおすすめします。
夜間通学のカリキュラムは、昼間のカリキュラムよりも人数制限が厳しく設定されていることがあります。気になる学校の定員や開催時間をリサーチし、次回の募集に備えておきましょう。
専門学校で得られるスキルとは
ここでは、寿司の専門学校で得られるスキルをご紹介します。専門学校で学べるのは、寿司の握り方だけではありません。美味しい寿司を提供するためには、実践に裏付けされた知識が必要です。専門学校ごとにカリキュラムが異なりますので、学べる内容を見比べてくださいね。
寿司に関する知識と調理技術
寿司の専門学校では、寿司に関する知識と調理技術を養います。海産物の知識だけではなく、包丁の研ぎ方や米の見分け方など、寿司に関わる知識・技術を総合的に養います。また学校によって、座学と実践の比率が異なる点に留意しましょう。
多くの学校では実践力に重きを置いており、学校が運営する実際の店舗で経験を積ませてもらえることも。実践レッスンではプロの寿司職人に指導してもらえる学校が多く、卒業後すぐに役立つスキルが養えます。
寿司以外の和食に関する知識と調理技術
寿司の専門学校では、寿司以外の和食に関する知識と調理技術も習います。とくに海外で寿司職人として活躍したい人は、和食の学習に強い学校を選ぶとよいでしょう。なぜなら海外の寿司職人は、寿司専門店よりも「寿司を扱う総合的な和食レストラン」で働くケースが多いからです。
専門学校では、小鉢や逸品、天ぷらなど、代表的な和食の知識・技術を学べます。とくに卵料理は寿司とも近しいため、専用のカリキュラムを設けている傾向にあります。ただし1カ月のような短い期間で卒業する専門学校の場合は、和食の領域はカットされやすい点に注意しましょう。
接客マナーや栄養学
接客マナーや栄養学も、専門学校で学べる学習領域です。ただしこれらの領域も、十分な学習期間を設けていない学校ではカットされる傾向にあります。しかしどちらも自身で寿司屋を経営する際には欠かせない知識の一つです。
現場実践型のレッスンを提供する学校では、現場で調理技術とともに接客マナーを学べることも。栄養学のレッスンはおもに座学で学びます。食材について見識を深めることで、より店のコンセプトやお客さんの属性に合ったメニューを提案できるでしょう。
珍しい魚や高級な魚の取り扱いやメニューの開発
寿司の専門学校では、珍しい魚や高級な魚の取り扱いやメニューの開発などにも取り組みます。とくにカリキュラムの終盤で、「オリジナルコースメニューの考案や提供」が含まれている学校が多くあります。
メニュー考案の際に、高級な魚を取り入れるケースもあるでしょう。また課外授業では、希少性が高い魚を取り扱う高級寿司店へ出向き、体験実習をする学校も存在しています。
寿司職人に向いている人の特徴
ここでは、寿司職人に向いている人の特徴をご紹介します。寿司職人は誰でも挑戦できる職業ではありますが、適正がある人であればストレスが少ない状態で働けるでしょう。自分の性格や性質と照らし合わせながら、どのような寿司職人になりたいのかをイメージしてみてくださいね。
寿司が好き
寿司職人に向いている人の特徴として、最も重要な要素は寿司が好きであることです。寿司職人の仕事は決して楽しいことばかりではありません。力仕事が多く、朝は早く、運営や経理など調理以外で苦労をするシーンもあるでしょう。
心がくじけそうになったときに自分を奮い立たせてくれるのが、寿司への愛情と情熱です。反対に、寿司への愛情が乏しい人は寿司職人を継続することが難しいでしょう。寿司が好きだからこそ技術の鍛錬にも前向きになれ、トレンドをリサーチするためのモチベーションも生まれるのです。
人を喜ばせることが好き
人を喜ばせることが好きな人も、寿司職人に向いています。なぜなら寿司職人は飲食業であると同時に、サービス業としての一面も持っているからです。とくに自分で寿司屋を開業する予定の人は、カウンター越しの接客が好きなら、より仕事を楽しめるでしょう。
お客さんに喜んでもらうためのインテリアや新メニュー、器の選定なども、寿司職人の大切な仕事。「お客さんの笑顔のためなら頑張れる」という気持ちを持っている人は、リピーターを獲得しやすい店づくりができるでしょう。
細かい作業が得意
細かい作業が得意な人も、寿司職人に向いています。言わずもがな、寿司職人は手先の技術が重要な仕事です。良い魚を見分けたり素材の知識を学んだりするのも、美味しい寿司を握るため。実際に寿司を握る際に求められるのは、手先の器用さや慎重さ、集中力です。
シャリを握るとき、素材に切り込みを入れるとき、飾り切りをするとき、素材を均等に切り分けるときなど、寿司職人は幅広いシーンで細かい作業が求められます。手先が器用な人や集中力が高い人は、よりストレスなく寿司職人の仕事を全うできるでしょう。
寿司職人になるための学校なら「飲食人大学」
今回は、寿司職人の専門学校で学べる内容や、専門学校の学費などをご紹介しました。「世界に通用する寿司職人の技術を得たい」と考えている人におすすめの専門学校が、飲食人大学です。飲食人大学では、未経験から3カ月で実践的なスキルを身につけられます。
また飲食人大学の寿司マイスター専科では「海外就労コース」を備えています。海外就労コースは、グローバルに活躍する寿司職人を目指したい人を、強くサポートするコースです。寿司職人の仕事に興味がある人は、ぜひこの機会に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。