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淡路島 老舗温泉旅館「海月館」で夢を磨く!高速道路会社の元社員・進村和也さんの新たな挑戦とは。

進村 和也さん(しんむら・かずや)

高速道路会社から一転、料理経験ゼロの状態で飲食人大学に入学し、3ヶ月で寿司職人のスキルを身につけた進村和也さん。現在は淡路島の旅館「海月館」の板場で腕を磨きながら、海外進出という夢に向かって邁進中。失敗を恐れず、新たな挑戦を続ける姿勢とは?

《経歴》
2018年3月 私立大学 卒業
2018年4月 高速道路会社に就職
2023年6月 飲食人大学(淡路島校)寿司マイスター専科で修業
2023年7月〜 淡路島の旅館「海月館」で勤務

海外進出を目指して、高速道路会社から飲食の世界へ。

——飲食人大学に「入学されるまでの経緯やご経歴」を教えてください。

今まで高速道路会社に勤め、維持管理の業務に従事していました。元々海外で働きたいという思いがあり、現在の職を続けるべきか自問自答した結果、海外で挑戦したいという気持ちが確信に変わり、27歳の時に飲食人大学の門を叩きました。

——なぜ、寿司職人になろうと思ったのですか?

海外進出にあたり、日本の寿司が海外で通用するコミュニケーションツールやビジネスツールになると知っていたため、寿司を最短で学べるこの学校への入学を決意しました。

第一線で活躍するプロからの直接指導も。

——寿司職人を目指すにあたって、「飲食人大学」で学ぼうと思った理由を教えてください。

私は料理経験が全くない素人でした。早く寿司を握れるようになりたいと考え、座学よりも実践が多い授業スタイルの飲食人大学に魅力を感じ、入学を決めました。

——淡路島校を選ばれた理由は何ですか?

単純に自宅から近かったことと、学校のすぐ近くに学生寮が整備されていて、真剣に知識を学べる環境だと考えたからです。

——実際に「飲食人大学」に入学してみて、いかがでしたか?

毎日が学びの連続でした。淡路島校は少人数で受講するスタイルなので、生徒同士で密にコミュニケーションを取り、競い合いながらも、気がつけば固い絆で結ばれていました。そこが良かったと思います。

——授業の中では、具体的にどのようなことを学んだのでしょうか。

飲食人大学のカリキュラムでは、寿司に関するあらゆる事を学びました。座学では、寿司の握り方から歴史、原価計算までの経営ノウハウを学び、実務では魚のさばき方から寿司の完成までを学びました。多種多様な魚を扱う機会があり、それぞれの魚に適した調理方法を一つ一つ丁寧に学びました。

また、淡路島校では多くの特別講師の方々(マグロの加工業者やミシュラン獲得店の寿司職人など)が不定期で来校し、そういった方々の視点から寿司について学べたことが非常に貴重な経験でした。

旅館「海月館」の板場で多彩な和食技術を習得中。

——飲食人大学「卒業後の進路」を教えてください。

現在、淡路島にある旅館「海月館」の本館で働いております。ありがたいことに、入社してすぐに板場という、魚をさばいてお造りや寿司のネタを作るポジションに携わっています。寿司のみならず、お魚料理や懐石料理なども作っており、毎日タイやカンパチ等の三枚卸からお造りまで手掛け、日々精進しております。

——「海月館」を就職先に選んだ理由は何ですか?

私が重視したのは、まず「量をこなすこと」です。質を語るには経験が必要だと考えています。「海月館」は大型旅館で、毎日約200人ものお客様が来られ、鯛を毎朝30匹さばくなど、多くの魚を扱う機会があります。マグロ、カンパチ、イカ、タコなど、様々な魚を扱える環境が自分の成長に最も繋がると考え、ここで働くことを決めました。

逆算思考で最高の料理を創り出す。

——飲食人大学の学びの中で、今の仕事に活かせていることはありますか?

入社直後から板場のポジションに就くことができ、飲食人大学で得たスキルを直接活かせる環境にあります。お造りや寿司ネタの準備など、学んだことを実践しています。まだまだ未熟ではありますが、料理長からの指導を受けながら、日々成長を実感しているところです。

——今の仕事のやりがいや、仕事において大切にされていることを教えてください。

旅館の調理場は時間との勝負です。限られた時間の中で、いかに美味しく、見た目も美しい料理を提供できるかが重要だと考えています。時間内に料理を仕上げるための逆算思考が非常に大切だと感じています。

お造りの切り付けや盛り付けを美しく仕上げることは基本ですが、そこに少し遊び心を加えることが現在の課題です。例えば、梅の茎や菊花などの飾りを工夫して、お客様に喜んでいただけるよう努力しています。

やりがいを感じるのは、お客様アンケートで良いフィードバックをいただいたときです。お造りが綺麗だったという評価をいただいたりすると、板場で頑張って良かったと実感します。

失敗を恐れずに挑戦すること。踏み出せば、世界が広がる!

——今後の夢や目標について教えてください。

まず、調理師免許が取得できる2年間はしっかりと経験を積んで、料理人としての下地を固めたいです。そこから日本の料亭などで寿司のノウハウを身につけた上で、海外で寿司屋を開店することが目標です。最終的には、オーストラリアやカナダなどでの開業を考えています。

——最後に、入学を検討されている読者にメッセージをお願いいたします。

積極的に挑戦することは、成功であれ失敗であれ、必ず人生の貴重な経験になります。少しでも迷いがあるのであれば、まずは挑戦してみることをおすすめします。

店舗情報

【店名】海月館(かいげつかん)

【住所】兵庫県洲本市海岸通1-3-11

【問合せ】0799-22-1100

【公式HP】https://www.kaigetsu.jp/

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