女性の寿司職人|女が寿司を握るのはダメ?女性寿司職人の魅力とは
女性が進出し始めた寿司職人の世界
今、世界中で「寿司職人」が大きな注目を集めています。世界的な健康志向の高まりによって、和食の人気が高まっている昨今。2013年には寿司を含む和食がユネスコの無形文化遺産に登録されており、文化・健康・味覚の両側面において「寿司」の人気は上昇傾向にあります。
寿司職人を目指す人々の中で、女性が増えていることはご存知でしょうか。今回は、女性が寿司職人を目指すことの魅力についてご紹介します。かつては「男性が従事して当たり前」という認識を持たれていた寿司職人ですが、令和の現代では違います。女性の寿司職人について学び、セカンドキャリアの形成に役立てていきましょう。
女性が寿司を握るのはダメ?
飲食業界において、世界的な注目度が高い寿司職人。当然ではありますが、寿司職人を目指すにあたって女性かどうかは関係ありません。ここでは、寿司職人と性別の関係性や、女性でも問題なく寿司職人を目指せる理由についてご紹介します。
寿司職人に性別は関係ない!
結論から言うと、寿司職人になるために性別は関係ありません。男性社会の傾向が強い寿司職人ですが、女性でも男性と同様に寿司職人を目指せます。実際に、近年の女性の社会進出にともない、女性の寿司職人は増加傾向にあります。
ただし寿司職人として勤務する際は、女性特有のメイクや香水の使用などには制限が発生するでしょう。とはいえコスメ関連の制限は、あらゆる飲食店の料理人・調理師に共通する事項です。「勤務場所によっては無香料でも一切の化粧品をNGとしている」とさえ認識できれば、女性であることに大きなリスクはありません。
寿司職人は技術職のため、頑張れば頑張るほど結果が出る
寿司職人の仕事では、筋力や腕力が必要なシーンもありますが、基本的には技術によって成果が問われます。寿司は日本を代表する和食であり、文化でもあります。高い品質の寿司を提供するためには、男女問わず専門的な技術が必要です。
そのため女性であっても努力さえ重ねれば、男性と同様の結果を出せます。結果が出なければリピーターはつかないというリスクも、男性と同じです。性別にかかわらず男性と同じ土俵で戦える職業であることも、寿司職人が注目されている理由なのです。
女性の寿司職人は増えている
寿司職人の職業人気が高まるにつれて、女性の寿司職人も増加傾向にあります。たとえば2024年5月には、TBSテレビ「THE TIME,」にて、女性の寿司職人が活躍する姿が紹介されています。
番組内では、寿司職人の専門学校である「飲食人大学」の卒業生がピックアップされ話題に。国内のみならず、海外で寿司を握る女性たちの姿が放映されました。たとえば番組内に登場した卒業生である早川芳美さんは、アイルランドで寿司店をオープンし、現在も寿司職人として活躍しています。
以下の記事では、寿司職人として活躍する女性を紹介しています。今回の記事とあわせてぜひチェックしてみてくださいね。
女性寿司職人の魅力とは
ここでは、女性の寿司職人ならではの魅力や特徴をご紹介します。男性と女性の接客や美意識には、それぞれの長所があるものです。それぞれの性別の優劣ではなく、特性や違いを生かすことによって、寿司職人としての可能性はより広がっていくでしょう。
繊細だが自然体な雰囲気を楽しめる
女性の寿司職人の魅力として、繊細かつ自然体な雰囲気を楽しめることが挙げられます。女性のコミュニケーションでは、男性以上に共感力を重視する傾向にあります。思いやりにあふれた温和な接客を通して、お客さんは安心感や癒しを得られるでしょう。
寿司職人の仕事には、寿司の提供だけではなくカウンター越しの接客も含まれます。大将や従業員との対話を楽しみに来店するお客さんも多いため、女性ならではの優しいコミュニケーションは、リピート客増加につなげるための重要な要素になるでしょう。
女性ならではの発想の創作寿司が生まれる
女性と男性とでは、美意識に違いがあります。女性ならではの発想の創作寿司を作れることも、女性の寿司職人の大きなメリットといえるでしょう。たとえば「可愛い」という感覚を何に対してどう抱くかは、女性と男性とでは大きく異なるものです。
特に女性をターゲット顧客とした場合、同性である女性の方が、男性よりも顧客のニーズや心理に合ったメニューやデザインを考案できるでしょう。寿司や和食メニューだけではなく、インテリアや照明などに関しても女性ならではの視点が求められるケースがあります。
女性客が一人で訪れることに抵抗がなくなる
女性が寿司職人として働く大きなメリットの一つに、女性客が一人で訪れることに抵抗がなくなることが挙げられます。昨今、女性でも一人で入りやすい寿司屋が増加傾向に。しかし「男性しかいないようなお店には入りにくい」と感じている女性もまだ多いものです。
他のお店と同様に、寿司屋も女性従業員がいることで女性客が入りやすくなります。「お寿司には詳しくないけれど、一人で入ってみたい」「寿司を一人で食べるチャレンジをしてみたい!」という女性客にとっての精神的なハードルを下げるためにも、女性が寿司職人として活躍することは効果的です。
体力も使う仕事だが、やりがいがある
寿司屋は技術職ですが、掃除や搬入など体力勝負な一面があることも確かです。筋力やスタミナがある男性と比べると、体力的に疲れてしまうシーンもあるでしょう。しかし寿司屋には、他の飲食店では感じられないようなやりがいも存在しています。
お客さんのニーズに合わせたメニューを目の前で料理・調理し、感想を言葉や表情ですぐにフィードバックしてもらえるのが寿司屋の魅力。お客さんの顔が見えない調理場で料理を作るだけでは得られない感激こそが、寿司屋のやりがいなのです。
女性の寿司職人が増えてきた理由
ここでは、女性の寿司職人が増えてきた理由や例をご紹介します。価値観の多様化が進む昨今では「寿司職人は男性の仕事」という認識は古いものになりつつあります。女性の進出の背景を知り、夢の可能性を広げていきましょう。
日本食の中でも寿司に魅力を感じたから
女性の寿司職人が増えてきた背景には、日本食人気の上昇が挙げられます。
日本食の中でも特に、寿司は芸術的・文化的な側面が強く、海外進出においても有利なものです。寿司に特化した専門学校が増加傾向にあることで、従来よりも寿司職人を目指しやすい環境が整っています。
実家がお寿司屋さんだったから
実家がお寿司屋さんであることも、女性の寿司職人が増えてきた理由です。
かつては「家業を継ぐのは長男や男性」という認識がありましたが、男女平等の思想が広がる昨今では、女性でも家業を継ぐ人が増えてきています。また実家で寿司に親しんだ結果、自分でお店をオープンするに至った女性もいます。
技術職勝負の世界で挑戦してみたかったから
技術職勝負の世界に対する挑戦意欲も、女性の寿司職人が増えてきた理由といえるでしょう。
寿司を含む技術職の世界には、性別や出自は関係ありません。女性であっても男性と対等に戦える領域であるため、やりがいを持って自己研鑽できるのが寿司職人の魅力といえます。
海外で寿司の魅力を発信したいから
寿司職人を目指す女性の中には「海外で寿司の魅力を発信したい」という思いを秘めている人も少なくありません。
海外移住や寿司への情熱はもちろんのこと、海外の寿司職人は日本以上の年収を狙いやすいのも大きな魅力。数カ月程度の学習期間を経るだけで、年収1,000万も夢ではありません。
女性が寿司職人の修行をするなら飲食人大学
今回は、女性の寿司職人ならではの魅力や、女性の寿司職人が増えてきた理由をご紹介しました。記事内でも登場した飲食人大学は、寿司職人を目指す女性をサポートするカリキュラムを展開しています。
飲食人大学では、未経験でも3カ月で寿司の専門技術を身につけられる「寿司マイスター専科」を展開中です。また海外での活躍を視野に入れている女性のために「海外就労コース」も常設。寿司職人としての技術だけではなく、海外就労サポートや語学サポートも提供しています。
「寿司職人になりたい」と考えている女性は、ぜひこの機会に無料資料請求やオンライン学校説明会から始めてみてはいかがでしょうか。