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海外移住におすすめの国は?移住しやすい国11選と流れや注意事項を解説

海外に移住して、新しい人生を始めたい!

海外移住して新しい生活をスタートさせたいと思っている方もいるのではないでしょうか。海外生活は日本の生活とは違った良さがあり、興味がありますよね。

しかし実際のところ、海外移住するために必要な手続きや流れなど、いろいろとわからないこともあるでしょう。せっかく移住するなら住みやすい場所を選びたいですよね。

今回は、日本人が移住しやすい国のポイントや具体的なおすすめの国、おすすめしにくい国を紹介していきます。移住に必要な準備もお伝えするので、参考にしてください。

日本人が移住しやすい国の特徴5つ

ここでは、日本人が移住しやすい国の特徴を5つ紹介します。

  • 治安が良い
  • 仕事を見つけやすい
  • 食文化が近い、日本食を扱う店が多い
  • ビザが取りやすい
  • 医療体制が充実している

海外移住先を選ぶときは、どのようなポイントに注目して選べばいいのか悩む方もいるでしょう。日本人が生活しやすい特徴を知っておくと、海外移住後の安定した生活につながります。海外移住しやすい国の特徴を確認していきましょう。

治安が良い

安定した生活を送るためには、治安が良い国や犯罪率が低い国を選ぶのがおすすめです。日本は治安の良い国として世界的にも知られており、日常生活を送る上で犯罪に対して警戒する機会が少なくなっています。

周囲を警戒しながら生活する経験が少ないため、危険を事前に察知することに不慣れです。犯罪率の高い国では、窃盗や暴行などに遭うリスクも少なくありません。海外移住を検討している方は、政治的に安定していて治安の良い国を選ぶことが大切です。

仕事を見つけやすい

日本人が勤務できる職場を見つけやすいことが、移住先での安定した生活につながります。移住先で生活していくには生活費が必要になり、貯蓄額によっては移住先ですぐ仕事に就きたい方もいるでしょう。

昔の高度経済成長期のように経済成長の伸びが日本より優れている国では、さまざまな仕事があるため探しやすくなります。寿司など日本食の飲食店や日本語教師、日系企業の営業職やコールセンター、翻訳、観光業など日本語を活かして働ける仕事もよいでしょう。職に就くことで現地の人とのつながりもでき、コミュニティに参加しやすくなることで生活の基盤作りに役立ちます。

食文化が近い・日本食を扱う店が多い

移住先の食文化は日本に近い地域がよいでしょう。調味料や香辛料は地域によって違いがあり、日本の食生活にまったく馴染みのない味付けの地域もあります。食文化の違いは人によってストレスになり、体調を崩す要因につながることも。

そのため日本の食材が販売されていたり、日本食を取り扱う店舗が多い国だったりすると生活がしやすくなります。移住先の食文化が違う国でも、日本食が手に入りやすい環境であれば、食事に対するストレスが軽減されるでしょう。

ビザが取りやすい

海外に移住するためにはビザが必要です。ビザは無条件で発行されるものではなく、正当な理由と条件を満たしているかを確認してから発行されます。短期〜長期の移住によってもビザの種類が異なり、海外移住を希望する方は就労ビザ、永住ビザ、投資ビザの取得を検討する方が多くなっています。

住みたい国の候補がある場合は、先にビザが取りやすいか、条件を満たしているか確認するとよいでしょう。せっかく住みたい国を見つけて準備しても、ビザが取れないと移住先を再検討しなくてはいけません。国によって取得できるビザの種類や条件も異なるため、事前に確認が必要です。

医療体制が充実している

医療体制が充実しているかは移住先を選ぶ際のポイントになります。日本は医療体制が整っており、保険が適用された安い医療費で充実した医療を受けられるのが特徴です。その生活に慣れているため、海外の医療体制の違いに戸惑うことがあるでしょう。国によっては医療費が高額であったり、思っていたような医療を受けられなかったりするケースもあります。

当たり前に受けられていた医療が受けられないことがストレスになる場合もあるため、現地で安心して生活できるように、医療体制が充実しているかも視野に入れて移住先を探すとよいでしょう。

海外移住におすすめの国11選!

ここでは、海外移住におすすめの国を11カ国ピックアップして紹介します。

  • タイ
  • ベトナム
  • フィリピン
  • マレーシア
  • 台湾
  • チェコ
  • オランダ
  • ラトビア
  • ポルトガル
  • カナダ
  • オーストラリア

それぞれの国の魅力や特徴、移住する際に知っておくとよいポイントを紹介していきます。各国の特徴を理解して自分に合った移住先を選べるように参考にしてくださいね。

タイ

タイは海外移住を希望する日本人に人気です。物価の安さ、医療水準の高さ、温和なタイ人の国民性などが理由として挙げられます。

経済発展の伸びが良く、公共交通機関が発達し住環境が整っているので、日本人が住みやすい環境です。物価は上昇傾向にありますが、まだまだ日本より物価が安く、外食や屋台で低価格の食事が楽しめるため食事は外食にする方がほとんどです。

気候の特徴としては、東南アジアに位置し1年中半袖で過ごせます。宗教の違いや飲み水に水道水は向かない点など、生活する上でのルールや注意点はあらかじめ理解しておくことが大切です。

日本人の海外移住者が多いため、日本人のコミュニティがあるエリアもあります。タイと日本は行き来がしやすく、フライト時間は6時間程度で下見にも行きやすいのが利点です。

ベトナム

ベトナムは親日国として知られ日本人の移住者も多く、海外移住をしたい方から人気があります。経済発展の伸びが優れており、日系の企業、日本語学校や日本食のレストランなどが増え、日本での知識や経験を活かした仕事を探せるのも魅力といえるでしょう。

食費や交通費など生活に必要な費用は日本に比べて安く、費用を抑えて生活できます。

ベトナム料理は日本人の味覚に合いやすいのも移住先に選ばれる理由の一つです。

日本までの渡航時間も6時間程度と比較的近め。英語が通じる地域もありますが、現地での説明がベトナム語になるケースもあるため、事前にできる手続きなどは日本で行うのがおすすめです。

フィリピン

フィリピンは他の国に比べるとビザの取得がしやすく、大卒や社会人経験などの条件が厳しくありません。ビザの種類も多く、永住権の取得や維持もしやすいため、比較的滞在しやすい国です。

フィリピンには雨季と乾季があり、1年を通して平均気温は27度前後くらいと比較的過ごしやすい気候になります。食文化に関しても強い風味の香辛料がなく、日本人にとって馴染みやすい味です。

経済成長率は著しく伸びており、若者が多く活気があります。経済成長の空気を感じられる良い刺激になるでしょう。物価も上昇してい

ますが、生活に必要な費用は全体的に安く、生活費が抑えられます。

日本とフィリピンは5時間弱で行き来できる距離なので、体力面などから長時間のフライトが心配な方にもおすすめです。格安航空やオフシーズンを活用すれば2万円~3万円程度に渡航費用を抑えられます。

マレーシア

マレーシアは日本人の移住先として人気の高い国です。日系企業や日本の飲食店が多く進出し、温暖な気候と物価の安さ、住環境の良さなど日本人が生活しやすい環境が整っています。

ビザを取得する条件が厳しくなく、日本人の就労先も多いため就労ビザも取得しやすいのが特徴です。移住してから就労先を探す方は、ビザがなくても60日間滞在ができるため、その間に就労先を見つけられれば就労ビザの取得も目指せます。

また住環境が良くコンドミニアムには共有施設が充実しており、ジムやプールが併設されています。食生活はタイやベトナム料理に近く日本人には馴染みやすい味付けです。他民族国家のため、いろいろな国の料理が手に入りやすくなっています。

多様性があり、いろいろな文化に触れられるので、新しい発見や考え方を得られる良い機会になるでしょう。

台湾

日本からも近く、渡航時間や費用が抑えめのためおすすめの国です。親日国としても知られていて、治安が良く日本に近い感覚で生活できます。日本の飲食店も多く進出し、食生活も馴染みやすい味付けなので、日本人にとって生活しやすい環境です。

言語に関しては中国語が使用されることが多いですが、親日国のため日本語を知っている現地の方もいます。英語や日本語で会話すると同時に、中国語の勉強も視野に入れるとよいでしょう。

東京から3時間程度で着くため、体力面から長時間のフライトを懸念している方や一時帰国などを希望される方には魅力の1つです。

チェコ

チェコは治安が良く、日本にいるときと近い感覚で生活できるのでおすすめです。

ヨーロッパ諸国は物価が高く生活費がかかるイメージを持つ方も多いですが、チェコはヨーロッパの中でも物価が安くなっています。とくに食材などは日本よりも安いため、生活費を抑えることができます。素敵な街並みの中、公共交通機関が整っており、生活しやすい環境です。

都市部では英語が通じるケースがありますが、地域によっては英語が通じずチェコ語を使用します。

日本と同じように四季がある反面、冬の日照時間が短く、寒い冬が長いのが特徴です。日本からチェコへの渡航費用は高くなっているため、費用を抑えたい方はオフシーズンでの移動をおすすめします。

オランダ

オランダは日蓮通商条約により、日本人も起業しやすい国のため、企業を考えている方におすすめです。厳しい規定がなく、「オランダにとって必要不可欠な利益をもたらすビジネス内容」という条件をクリアすれば起業しやすくなっています。実際に寿司職人、シェフ、IT関係フリーランサー、教師、ベビーシッターなどの職種の方々が条約を利用し移住しています。

ヨーロッパ圏ですが英語が話せる方が大多数なので、英語が話せれば言語で困ることはありません。永住権を取得する場合はオランダ語の取得が必要です。社会福祉制度が充実し、ワークバランスも取れているため、子育て世代からも人気があります。

デメリットとしては。ヨーロッパの中でも物価が高く、生活費がかかること。冬が長く日照時間が短い国のため、防寒対策が必要です。貯蓄状況や生活スタイルが合うかどうか検討するとよいでしょう。日本からは距離があり、フライト時間は11時間〜12時間ほどかかります。

ラトビア

治安が良く豊かな自然と素敵な街並みが特徴の生活しやすい環境のため、美しい自然の中でゆっくり生活したい方におすすめです。

ヨーロッパ諸国の近くに位置していますが、物価が比較的安く家賃も抑えて生活できます。ヨーロッパまで足を運びやすい立地で生活費用が抑えめなのも魅力の一つです。

言語に関しては、旧ソビエト連邦の国のためロシア語とラトビア語が日常的に使用され、英語が通じないことも。永住権の取得には言語などの条件があり、東南アジアに比べると難易度は高くなります。また、日本からラトビアへ行くためには、パリやフランクフルトで乗り換えが必要です。

ポルトガル

ポルトガルは温暖な気候と治安の良さから海外移住を希望されている方に人気があります。ヨーロッパに位置していますが、家賃、食料品、公共交通機関、携帯、外食にかかる費用など、全体的に安く生活水準を維持しながら生活を送れるのが魅力です。

日本に対して好意的で、街中を歩くと寿司レストランやラーメン店をよく見かけます。ビザや永住権が取得しやすく、滞在しやすい国です。

物価が安いのが魅力ですが、最低賃金も低くなっています。賃金が低いため十分な貯蓄を用意するなど、計画的な資金調達をした上で検討するといいでしょう。

日本とポルトガルはパリやフランクフルトなどを経由し、渡航費用が高額になることもあります。費用面を気にする方はオフシーズンに移動するのがおすすめです。

カナダ

移民大国のカナダは、さまざまな人種の人たちが世界中から集まるため、疎外感を感じにくいのがポイントです。たくさんの国の人から刺激を受けられるので視野が広がるきっかけにもなるでしょう。街並みは自然が豊かでゆったりとした時間が流れています。

物価は日本より高いので生活費はかかりますが、社会保障や福祉、教育が充実していて、診察や入院にかかる費用はすべて無料です。バリアフリーが進み、年金や児童手当などさまざまな分野で支援を受けられます。ワークライフバランスの取れた働きやすい職場環境で、プライベートな時間を大切にしています。

1年の半分以上が冬で日照時間が短いため、防寒対策が必要です。土地が広大なため州によって日本人が多い、仕事を見つけやすいなどの違いがあります。地域ごとの情報収集をするとよいでしょう。

オーストラリア

洗練された街並みと豊かな自然を一緒に楽しむことができるオーストラリアは、海外移住を希望する日本人から人気の国です。

湿度が低く晴天率も高いため過ごしやすい気候でもあります。時差が短く、日本の友人や家族に連絡しやすいのも大きな魅力です。

日本からの移住者や留学生などが多いことから、レストランや医療機関で日本語が話せるスタッフも多く、多様性を認め合う傾向があります。各国のコミュニティによるお店があるので、日本の食材も入手しやすいですよ。

物価は日本より高く、生活費や医療費なども日本に比べると高くなることが想定されます。晴天率が高い分、紫外線対策が必要です。

移住にはおすすめしにくい国の特徴

ここでは、海外移住におすすめしにくい国の特徴を4つ紹介します。

  • 働き口が少ない
  • アジア人に対して排他的
  • 治安が悪く、財産や健康への危険が身近に存在している
  • 税金や医療費など、一部必要費用が高い

海外移住先は、どのようなポイントに注意して選ぶといいのでしょうか。気をつける特徴を理解しておくことで、安定した生活ができる移住先を選べます。海外移住する際におすすめしにくい国の特徴を確認していきましょう。

働き口が少ない

就労先が少ないと選択肢が狭まり、自分のスキルを活かせる仕事に就けないケースがあります。自分のスキルと合わない仕事に応募することで、仕事が決まりにくくなる可能性も。

就労先が見つからないと生活が不安定になり、安定した海外移住生活を送れなくなるでしょう。希望した生活水準が保てなくなれば、せっかく移住したのに生活が立ち行かなくなることも考えられます。移住する前に日本人向けの仕事があるか、就労先は多いのか確認し計画的に行動することが大切です。

アジア人に対して排他的

地域によってはアジア人に対して好意的ではないこともあります。移住先では、急なトラブルなどによって周囲のサポートが必要な時もあるでしょう。アジア人に対して排他的な国では、支援を求めたときにスムーズに進まないケースがあるため強くおすすめできません。

排他的な傾向がある国へ移住する場合は、日本人を支援している場所を事前に探しコンタクトを取ることをおすすめします。違う文化や風習の国で生活するため、困ることもあるでしょう。周囲のサポートが必要になるケースも想定されるため、アジア人に対して排他的な国は避けるのが無難です。

治安が悪く、財産や健康への危険が身近に存在している

治安が悪く犯罪率が高い国は、危険が身近に存在しています。日本は治安が良いので夜出歩いたり、1人で行動する際に警戒する機会が少ないですよね。危機管理に慣れていないため、危険を察知し回避することへの知識が不足してる場合があります。

財産や健康への危険が常に身近に存在している環境での対応が不慣れなため、治安が悪い国や地域は避けたほうが安心です。

税金や医療費など、一部必要費用が高い

税金や医療費が高い国は、生活する上で必要な費用が高くなるためおすすめしにくい国です。充実した生活を送るためには、しっかりした貯蓄や収入が必要になるでしょう。

とくに北欧諸国は物価の高さに税金が加わるため、毎月必要になる生活費が高くなります。教育水準や医療、介護が充実している国はその分税金が高くなるので、自分自身の収入や求める生活水準、将来設計などを含め総合的に判断するとよいでしょう。

海外移住に必要なビザの種類

ここでは、海外移住に必要なビザについて紹介します。

  • 就労ビザ
  • 永住ビザ
  • 投資ビザ

滞在、移住となるとビザが必要です。ビザには種類があり、種類によって滞在できる期間などが異なります。海外移住に必要になると想定されるビザを3つ紹介しますので、参考にしてください。

就労ビザ

海外移住先で働くために必要になるのが就労ビザです。就職先が決まっている、もしくは内定している人が取得できます。取得にも国ごとの条件があり、就労ビザを取得しやすい国、しにくい国などがあります。

企業は採用する際に、ビザの取得条件を満たしているかなどを確認します。就職先の企業が就労ビザ取得をサポートしてくれるケースもあります。ビザ取得の費用を負担してくれる企業もあるので、確認してみるとよいでしょう。

専門職や人が不足している職種に関してはビザが取得しやすい場合があります。

永住ビザ

海外移住先に住みつきたい方は永住ビザが必要になります。比較的取得しやすい国、取得しにくい国があります。結婚したときなどに申請できますが、条件を満たす必要があるため確認が必要です。市民権とは別なので注意しましょう。

取得にはそれぞれの国で設けている条件を満たす必要があります。その国の言語習得や、年齢、資産、不動産の取得など条件はさまざまです。永住ビザの取得には費用がかかるので、ある程度の資産を準備しておきましょう。

永住ビザに関しては取得条件が頻繁に変わることがあり、申請の準備をする前に最新の情報を確認するのがおすすめです。

投資ビザ

投資ビザとは企業や不動産、国家プロジェクトなど決められた要件を満たした投資をすることで得られるビザです。

国によっては投資ビザを取得後、永住権や市民権を得られたり、投資家優遇措置や税制上のメリットが受けられたりする場合もあります。

ビザには年齢や語学など取得に必要な条件があり、取得しにくい国もあります。投資ビザは投資をすることでビザが取得できるので、資産があれば取得しやすいシンプルなビザです。

実際に海外移住する際のフロー

ここでは、海外移住するためにどのような準備をすればいいのか紹介します。

  • 現地の情報収集
  • 就労情報の確認、費用の貯金
  • ビザの取得
  • パスポートの取得、海外転出届の提出
  • 各契約解除手続き
  • 健康診断、受診
  • 国際免許証の取得
  • 住民税の支払い、国民年金の対応
  • その他の準備

海外移住をするためには、さまざまな準備が必要になります。海外移住をスムーズにスタートできるように、しっかり準備しましょう。必要なフローを紹介するので参考にしてください。

現地の情報収集

現地の情報収集はとても大切です。日本人が住みやすい国であっても地域によって異なる場合があるため、地域の情報も含めて集めるといいでしょう。

日本人のコミュニティがある地域や治安や犯罪率の低い地域、日本語や英語が通じやすい地域などがあります。

仕事が探しやすい地域も異なるため、日本の飲食店や観光業、日本語学校がある地域を探すのもおすすめです。しっかりと情報収集をすることが、現地での安定した生活につながります。

就労情報の確認・費用の貯金

就労情報は事前に確認し、どのような就労先があるのかを確認するとよいでしょう。日本人が就労しやすい求人があるかも確認しておくと安心です。現地での就労情報がわかるとだいたいの収入を予測できます。

移住先でどの程度の収入が得られるかを把握できると、事前にどのくらい費用を貯金しておくと安心なのかが想定しやすいでしょう。

ビザの取得

ビザは海外移住をするためには欠かせない手続きです。取得には数日〜数ヵ月かかることがあります。

言語、年齢、職業、移住先との関係性、資格などの条件があり、取得条件やビザの種類、必要書類などは国によって異なります。「移住先の国名 ビザ取得」などで検索すると取得方法がわかるので、早めに確認するのがおすすめです。

パスポートの取得・海外転出届の提出

パスポートの期限を確認しておきましょう。期限が切れていたり紛失していたりする場合は早急に再発行の手続きが必要です。申請してから受け取りまで、だいたい6日間程度かかります。

パスポートは有効期限が1年未満になると更新手続きができるため、1年未満の方も出発前に更新しておくのがおすすめです。渡航先では、領事館や大使館で更新することもできますが、数ヵ所しかなくスムーズに更新できないことも少なくありません。

1年以上海外に滞在する方は海外転出届を提出します。だいたい14日前から手続きができるので、渡航日が決まっている場合は手続き予定を組んでおきましょう。身分証明証、マイナンバーカード、印鑑を持参して、お住まいの市区町村の役所で手続きしてください。

各契約解除手続き

各種契約、年間契約や定期購入などの解除手続きも必要です。電気、ガス、水道、賃貸、インターネットなどの解約手続きを行いましょう。

移住する際に住民票を抜くと銀行の口座が使用できなくなることがあります。銀行によっては日本居住者に限定などの規定がある場合があるため、銀行に確認してください。銀行口座が使用できなくなると口座と紐づいているクレジットカードも使用できなくなります。

健康診断・受診

海外での医療費に関しては、国ごとに負担額も異なり、医療費が高額になることもあるでしょう。不慣れな言語では、うまく医師と会話ができず、診断結果もしっかり確認できません。

治療中のものがあれば移住前に受診しておくといいでしょう。とくに海外の歯科は費用が高額になることがあるため、日本で治療してから出発するのがおすすめです。

日本で健康診断を受け、健康に問題ないことを確認してから渡航すると安心です。日本で結果を詳しく把握できれば、治療が必要な場合も海外でスムーズに対応できます。

国際免許証の取得

ジュネーブ条約に加入している国は国際免許証が使用できます。海外でも車を利用したい方は、事前に国際免許証を取得しておくと便利です。渡航先でも取得は可能ですが、必要な書類や営業時間などの関係でスムーズに取得できないケースもあります。

日本で取得する場合は、免許更新センターや指定の警察署で手続き可能です。警察署だと2週間ほど時間がかかるため、急ぎの方は免許更新センターを利用しましょう。

なお国内運転免許証の有効期限が切れてしまうと、国際免許証も失効してしまいます。国内免許証の有効期限が近い方は、更新期間前に更新手続きをしておくのがおすすめです。

住民税の支払い・国民年金の対応

海外移住をし海外転出届を提出すると国民年金を支払う義務はなくなります。義務はなくなりますが、任意で国民年金を支払うことは可能です。

将来的にもらえる年金額に反映されるので、海外移住している間に支払った国民年金も年金額に反映されます。海外移住した後も国民年金を支払う場合は手続きが必要です。

住民税に関しては、1月1日に住んでいる市区町村で課税されるため移住のタイミングによって変わります。1月1日に日本に住んでいた場合は、その年度の住民税の支払いが必要です。

その他の準備

一時滞在先

物件が決まっている場合は必要ありませんが、移住先で物件を探す場合は一時的に泊まれる場所を確保しておくと安心です。

転送届

郵便物は国内での転送に限定されています。海外へは転送されないので、家族や友人の住所など転送先を探しておくとよいでしょう。

書類関係の用意

海外移住先で就職活動をおこなう場合、卒業証明書や前職の在籍証明証の英文のものを用意しておくとよいでしょう。必要ないケースもありますが、念のため準備しておくと安心です。

出発日から逆算しつつ、計画的な準備を始めよう

今回は、海外移住する際に確認するよいポイントやおすすめの国、移住前にする準備を紹介しました。移住してから住みにくいと感じることがないように、事前にしっかり情報収集することが大切です。海外移住前に日本でできることはたくさんあります。しっかりと計画を立てて、安定した生活を送れるように準備しましょう。

情報収集をして準備することで、海外移住先での生活の見通しを立てることができ、どれくらいの資金を用意したらいいのかも把握しやすくなります。出発日から逆算し、準備に時間がかかるものから優先して進めていきましょう。

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