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寿司職人になるには?具体的な方法やロードマップ・注意点を解説!

キャリアチェンジを検討中!寿司職人になるにはどんな方法がある?

働き方の多様性が尊重される現代では、キャリアプランを自分自身で構築する必要があります。「異業種に転職したい」と考えている人におすすめしたい仕事の一つが、寿司職人です。寿司職人は国内での転職にはもちろん、海外移住を検討している人にも強く推奨される職業です。

今回は「寿司職人になるにはどうすればいいの?」と考えている人のために、具体的な方法や取得したい資格などをご紹介します。寿司職人に向いている人の特徴も解説していきますので、キャリアチェンジを考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

寿司職人のキャリアチェンジが推奨される理由

ここでは、寿司職人のキャリアチェンジが推奨される理由を2つご紹介します。

  • 海外では年収が倍以上になる可能性がある
  • 日本食や健康食が世界的なブームになっている

寿司職人は、国内外問わず注目度が高い仕事です。なかでも海外ならではの魅力は大きく、多くの転職希望者にとって目指したい職業の一つになっています。

海外では年収が倍以上になる可能性がある

海外で働く寿司職人は、日本の寿司職人の倍以上の報酬を得られる可能性があります。この理由は、最低賃金の違いとチップの存在によるものです。たとえば2024年現在、東京の最低賃金は1,113円です。

対してイギリスは、2024年4月から最低賃金が11.44ポンドに。2024年時点の日本円レートに換算すると、なんと2,180円になります。一般的な働き方をしているだけでも倍額に近い報酬を得られるだけではなく、非課税のチップによる収益を足すことで、大きな収入アップが狙えます。

参考:REUTERS「英最低賃金、来年4月に9.8%引き上げへ」

参考:東京労働局「東京都の最低賃金は令和5年10月1日より1,113円になります」

日本食や健康食が世界的なブームになっている

現在、日本食や健康食は世界的ブームの真っただ中です。世界全体で健康への意識が高まっており、低脂質・低カロリーな寿司にも注目が集まっています。とくにアジア圏ではコロナ禍後に日本食の人気が高まっており、2021年から2023にかけて日本食レストランの数が約2割増加しています。

また日本食は、文化的な信頼度・知名度が高い点も魅力です。そのため寿司職人のスキルは、ビザの取得のしやすさにも影響を及ぼします。日本人が優遇されやすい仕事でもあるため、スキルの修得により移住先の国の選択肢も広がるでしょう。

参考:農林水産省「海外における日本食レストラン数の調査結果(令和5年)の公表について」

寿司職人になるには?代表的な2つの方法

ここでは「寿司職人になるにはどうすればいいのか」と考えている人のために、代表的な2つの方法をご紹介します。

  • 専門学校を卒業する
  • 現場で修行する

それぞれの方法のメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法を選んでいきましょう。

専門学校を卒業する

寿司職人になるには、専門学校の卒業が近道です。寿司職人や和食料理人は多くの注目を集めている職業であり、全国的に専門学校・スクールが展開されています。専門学校の最大のメリットは、最短1カ月程度の短期間で最低限の技術を修得できる点です。

学校によっては週末のみ通学するプランも備えられているため、学生や社会人でも気軽に挑戦できます。また卒業後の就職先の斡旋や、天ぷらや小鉢など寿司以外の飲食技術の学習なども、専門学校ならではの魅力です。

現場で修行する

寿司職人になるには、現場で修行する方法もあります。現場での修行のメリットは、実際の店舗のリアルな雰囲気や職人の技術を身近に感じながら学べる点です。学校だけでは学べない、即戦力としてのスキルが身につくでしょう。

現場での修行における大きなデメリットとして、修業期間の長さが挙げられます。寿司職人の修行には「シャリ炊き3年、あわせ5年、握り一生」という言葉があるように、一人前になるためには10年以上の歳月が必要といわれています。フットワークの軽いキャリアチェンジには向かない方法といえるでしょう。

寿司職人の年収

働き方や勤務年数にもよりますが、国内における寿司職人の平均年収は約453万円といわれています。平均時給は、アルバイト・パートの場合は1,112円、派遣社員の場合は1,687円です。

国税庁が発表したデータによると、日本人の平均給与は461万円とのことです。そのため寿司職人は、全国的な平均よりもやや低い年収といえるでしょう。報酬アップを狙う際は、独自性を打ち出した経営や、海外進出などの方法が選択肢に入ります。

参考:求人ボックス「寿司職人の仕事の年収・時給・給料」

参考:国税庁「平均給与」

寿司職人になるために取得したい資格

寿司職人になるには、特別な資格は必要ありません。しかし取得することで仕事に役立つ資格は数多く存在します。代表的な資格として挙げられるのが、調理師免許とふぐ調理師免許です。

国家資格である調理師免許は、料理のプロであることを国が認めた証明になります。店舗によっては、調理師免許の所持が雇用条件になっているケースも少なくありません。またふぐ調理師免許を取得することで、寿司屋のメニューでふぐを扱えるようになります。

他にも食品技術専門管理士や栄養士、フードアナリストなど、食に関する資格は多く展開されています。どの資格も必須ではありませんが、修得することで報酬アップや技術・知識のアップデートに役立つでしょう。

寿司職人に向いている人の特徴

ここでは、寿司職人に向いている人の特徴をご紹介します。寿司職人になるには、寿司を握る技術を上げるだけでは難しいでしょう。精神的な成長も見越しながら、夢に向かって一歩ずつ歩んでいくことが大切です。

向上心・成長意欲が高い

向上心や成長意欲が高い人は、寿司職人に向いています。職人の世界では、知識・情報・技術の継続的なアップデートが必要です。現在の自分の状態を過信せず、常にスキルを磨き続けていくことが、末長く愛されるお店づくりにつながります。

体力があり精神力が強い

寿司職人になるには、体力があり精神力が強いことが重要です。寿司職人は立ち仕事であり、寒い季節でも冷たい水と触れ合うため、強靭な体であるほど商品のクオリティも高くなります。体と心のスタミナがともなうことで、常に高品質な料理を提供できるでしょう。

美的感覚に優れている

美的感覚に優れている人も、寿司職人に向いています。寿司の魅力は、味だけではなく盛り付けにも現れます。お客さんが目でも楽しめる料理を提供したり「また来店したい」と思える店づくりをかなえたりするためには、時代ごとに移り変わる美しさの基準を把握することが重要です。

コミュニケーション能力が高い

寿司職人の仕事では、仕入れ先やお客さんとのコミュニケーションが求められます。対人能力が高い人は、寿司職人に向いているといえるでしょう。とくに個人店では職人との会話も醍醐味の一つであるため、コミュニケーション力の高さはリピーターを増やす要素になります。

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今回は、寿司職人になるには何が必要なのかをご紹介しました。未経験から寿司職人を目指す人におすすめの専門学校が「飲食人大学」です。飲食人大学では実技8割の現場実践型カリキュラムを展開しており、5,000件以上の転職・開業の成功実績を所有しています。

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