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治安のいい国ランキング!世界各国の特徴や移住する国の選び方を紹介

海外移住したい!治安のいい国はどこ?

海外に住んでみたいけれど、安心して暮らせる治安のいい国ってどこなのだろう…。海外に住みたいと思ったときに、一番気になるのは移住先が安全かどうかではないでしょうか。海外移住するときの安全性は、最初に確保しておきたい重要な項目ですよね。

今回の記事では、世界のなかでも治安がいいとされている国を紹介します。治安のいい国の特徴や住む際の注意点についても詳しく解説していますので、ぜひ海外移住の参考にしてください。

世界の治安をチェックする際に確認するべき要素

参考 メモ:24の要素をピックアップ

世界で治安のいい国とされているかどうかを知る指標として、世界平和度指数というものがあります。世界平和度指数とは、経済平和研究所(IEP)が、毎年世界の163か国を対象に調査し、まとめているものです。

世界平和度指数は、次の24項目を数値化して判断されます。ちなみに2023年版世界平和度指数ランキングでは、日本は9位にランクインしています。

  • 対外戦、内戦の数
  • 対外戦による推定死者数
  • 内戦による推定死者数
  • 本格的な内戦の程度
  • ほかの市民に対する不信感の程度
  • 人口に対する難民、追放者の割合
  • 政治的不安定さ
  • 人権尊重のレベル
  • 殺人事件の数
  • 暴力犯罪の程度
  • 暴動の可能性
  • 犯罪収容者の数
  • GDPに対する軍事費の比率
  • 軍人の数
  • 普通一般兵器の輸入量
  • 普通一般兵器の輸出量
  • 国連以外の介入度
  • 重兵器の数
  • 小型武器、携帯兵器の入手のしやすさ
  • 軍事力、精錬度
  • 近隣国との関係
  • テロ活動の潜在的可能性
  • 警察、治安維持部隊の数
  • 国連の介入度

世界の治安がいい国ランキング17選

ここからは、実際に世界のなかでも治安のいいとされている国を紹介していきます。ぜひ各国の特徴と自分の希望を照らしあわせて、安全な移住先を選ぶときの参考にしてください。

アイルランド

アイルランドは、ヨーロッパのなかでも比較的治安のいい国といわれています。ただし、日本に比べれば犯罪率も高く「夜中に一人で出歩かない」「治安の悪いエリアへは行かない」など、最低限のリスク管理は必要です。

街はコンパクトで移動しやすく、おしゃべり好きなフレンドリーな国民性が魅力です。気温は1年を通して涼しく過ごしやすいでしょう。ストレスを感じずにゆったりと移住生活を楽しみたい人にぴったりです。

アイスランド

アイスランドは、2023年時点で世界平和度指数16年連続1位をキープしている、世界が認める治安のいい国です。北欧にある島国で、その雄大な自然から観光地としても人気があります。アイスランドという名前から寒いイメージがあるかもしれませんが、夏はそれほど暑くならず、冬はそれほど寒くならないという1年を通して過ごしやすい気候です。

アイスランドでは、首都レイキャビクでもオーロラを見られます。首都内もカラフルな建物で埋め尽くされていて、自然と色のコントラストが美しい国です。

ニュージーランド

ニュージーランドも治安のいい国であることに加えて、豊かな自然や温暖な気候から、観光にも移住にも人気がある国です。労働力不足により移民の受け入れに積極的であることから、ビザが取りやすい国でもあります。

オーガニック先進国であったり、ワークライフバランスをとりやすかったりするのもニュージーランドの特徴です。心豊かに移住生活を送りたい人にとって、ニュージーランドは魅力的な選択肢となるでしょう。

オーストラリア

オーストラリアも、英語圏のなかで比較的治安のいい国として知られている国です。ニュージーランドと同じようにビザの取りやすさから、日本人の留学先やワーキングホリデー先としても人気です。

他民族国家であるため外国人であっても住みやすく、さまざまな文化に触れられるのもオーストラリアの魅力といえます。日本との時差が少ないのも、移住しやすいポイントです。

デンマーク

デンマークは、2023年版世界平和度指数ランキングでアイスランドに次ぎ2位となっています。デンマークといえば、アンデルセン童話が生まれた国として知られていて、コペンハーゲン市の中心にあるチボリ公園には人魚姫の像があります。

運河沿いにカラフルな建物がならぶおとぎ話のような街並みはかわいらしく、観光地としても人気です。お店では日本人に人気の北欧デザインも楽しめて、とにかく見どころが多い国といえるでしょう。移住した後の休日も楽しみです。

ポルトガル

ポルトガルは、2023年版世界平和度指数ランキングで7位となっています。あまり治安のいいイメージがないかもしれませんが、9位の日本より上位です。英語も比較的よく通じます。

陽気でフレンドリーな国民性とおいしい料理、歴史、自然など魅力が盛りだくさんのポルトガル。美しい街並みや海岸線も、滞在中の気分も上げてくれるでしょう。鮮やかな色どりかわいいポルトガル雑貨も注目度が高いのです。

オーストリア

自然と文化が共存する魅力たっぷりのオーストリアも、治安のいい国です。2023年版世界平和度指数ランキングでは5位にランクインしています。首都ウィーンはEU内で最も生活水準が高い都市といわれていて、イギリスの経済誌『エコノミスト』の調査機関であるEIUがまとめた「世界の住みやすい都市ランキング2023年版」でも1位に選ばれています。

華やかな帝都ウィーンにくわえて、モーツァルトの故郷であるザルツブルク、美しい湖畔の町であるハルシュタットなども観光地として人気です。歴史ある宮殿や美術館、コンサートなど芸術的な楽しみに触れる機会も盛りだくさんです。

チェコ

かつてヨーロッパ文化の中心として栄えたチェコは、東欧のパリとも呼ばれています。古き良きヨーロッパを感じさせる美しい街並みに、思わずうっとりしてしまいます。素朴であたたかなかわいらしさを持つ街は、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのようです。

街並みそのものも芸術的ですが、他にも歴史ある古城や豊かな自然など、滞在中に訪ねてみたい個性豊かな場所がたくさんあります。

スロバキア

ヨーロッパの中央に位置し、5つの国と国境を接するスロバキア。中世の趣がそのまま残る街並みや古城、境界、そして観光地化されていない自然など、スロバキアでは現在の暮らしと伝統的な雰囲気が共存しています。

スロバキアは1993年にチェコとの連邦を解消し、独立しました。2004年にはEU加盟も果たしています。成長が著しい国での滞在では、きっと時代の動きを肌で感じられるでしょう。

スロベニア

スロベニアは、中央ヨーロッパに位置する小さな国です。スロベニアという国名は日本人には聞きなれないものかもしれませんが、治安がよく観光しやすい国として人気です。2023年版世界平和度指数ランキングは8位で、日本より一つ上位です。

かわいらしい街並みの首都リュブリャナ、美しいアルプス山脈、地中海に面した海岸線などが楽しめます。周囲の国の影響をさまざまに取り込んだスロベニア料理は、日本人の口にも比較的合うといわれています。海外生活では食べ物がネックになることも多いので、現地の料理が食べやすいのはうれしいポイントです。

シンガポール

シンガポールは、治安がよく、アジア圏のなかでも英語が通じやすく、日本人が生活しやすい環境が整った国です。日本から近いのも、移住しやすいポイントといえます。実際にシンガポールでは、たくさんの日本人が生活しています。

公共交通機関も発達していて、料理の種類も豊富、そして街が清潔なのも大きな魅力です。通常海外に行くと日本の清潔さを実感するものですが、シンガポールは厳しい取り締まりによって日本以上に清潔な環境が保たれています。

カナダ

治安のよさと豊かな自然、おおらかな国民性で生活しやすいカナダも、日本人の移住先として人気です。ワーキングホリデー制度があり、難易度の高い英語圏での就労もしやすい国です。また、長く海外に住みたい人にとっては、永住権がとりやすい国としても知られています。

地域によっては、英語だけでなくフランス語の留学先や就労先として選択する人もいます。特にフランス語の語学留学の場合は、フランスに留学するより費用を抑えられる方法として選ばれています。

スイス

スイスも、世界のなかでも治安のいい国としてあげられます。チーズやチョコレート、高級時計のイメージが強いでしょうか。日本から遠い国ではありますが「アルプスの少女ハイジ」で多くの人にとって馴染みのある国ですよね。

都市部ではショッピングや美術館訪問、山岳地帯ではスキーやハイキングが人気です。海外では珍しく、列車などの公共交通機関が正確で使いやすいことにも定評があります。

ハンガリー

ハンガリーといえば、1000年の歴史ある街並みをもつ首都ブダペストとドナウ川が有名です。ブダペストのシンボルともいえる宮殿のような国会議事堂は、世界一美しい国会議事堂といわれています。

また、ハンガリーはヨーロッパのなかでも有数の温泉地でもあります。それを聞くと遠いヨーロッパの国にも一気に親近感が湧きませんか?野外温泉では、人々が浮き輪でぷかぷか浮きながら美しい花を眺める様子が見られます。花柄の刺繍がかわいいハンガリー伝統の手仕事も人気です。

アラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦は、ドバイやアブダビなどの7つの首長国からなる連邦制国家です。アラブにある絶対君主制の国と聞くとこわいイメージをもってしまうかもしれませんが、実際には経済的に発展していて治安のいい国です。

ドバイには、世界一の高さを誇る超高層ビルや大規模な人工島も存在します。近未来を感じさせる景観から、私たちの常識を超える魅力を体験できるでしょう。

モルディブ

モルディブは、1190の島々が集まる南アジアの国です。「1つの島が1つのリゾート」といわれるプライベート感たっぷりのリゾート地は、海外ウェディングや新婚旅行などにも人気です。

リゾート地であるモルディブの仕事としては、ホテルやウェディングに関係するものが考えられます。モルディブでは、就労ビザや配偶者ビザで滞在する場合には、リゾートホテルや日帰り旅行をビザ保有者価格で利用できるチャンスもあるそうです。

マレーシア

アジア圏で、日本、シンガポールに次いで治安がいいといわれているのがマレーシアです。ただ、重犯罪は多くないもののスリやひったくりなどの軽犯罪の発生件数は高いので、日本にいるときよりは注意が必要です。

マレーシアは、物価が安いことやインフラが整っていることから生活しやすく、日本人にも人気の移住先となっています。また、アジア圏のなかでは英語が通じやすい国でもあります。親日国であるのも、日本人が暮らしやすい理由といえるでしょう。

治安のいい国・安全な国の特徴

治安のいい国、安全な国には主に次のような特徴があります。

  • 国内の情勢が安定している
  • 女性の社会進出が進んでいる
  • 医療や教育への支援が行き届いている
  • 犯罪に対して警察が適切に機能している
  • 国が経済的に安定している
  • 観光客が多い

国内の情勢が安定している

治安のいい国だと判断するときには、国内情勢が安定していることが大前提です。紛争地帯、または紛争が起こりそうな地域、暴力をともなうデモがある状況では、安心して生活できませんよね。

各国の渡航に対する警戒レベルについては、外務省の海外安全ホームページで確認することが可能です。状況が変わるたびに随時更新されますので、移住したい国の治安を確かめるときの参考にしてください。

女性の社会進出が進んでいる

治安のいい国では、女性の社会進出が進んでいる傾向があります。治安がいい北欧諸国を見てもらうと、わかりやすいかもしれません。女性の政治家や経営者が男性と同じように活躍しています。

日本も先進国のなかで社会進出が遅れているといわれていますが、治安が悪い国のなかには女性がもっとあからさまな差別を受けている国や地域も存在します。社会のなかで女性リーダーが活躍していて、子育てなどのサポートも充実している国は、治安のいい国である可能性が高いのです。

医療や教育への支援が行き届いている

医療や教育への支援が行き届いている国は、治安のいい国であるといえるでしょう。国が安定していないと、医療や教育の制度にまで手をまわして充実させるのは難しいのです。

治安の良し悪しを判断するためもありますが、そうでなくても移住するにあたって医療は重要な問題なのでしっかり確認しておきたいものです。教育に関しては関係ないと思われるかもしれませんが、現地で結婚して子育てすることもあるかもしれません。移住先の医療と教育の状況について把握しておきましょう。

犯罪に対して警察が適切に機能している

治安のいい国では、犯罪に対して警察が適切に機能しています。日本に住んでいると「そんなの当たり前なのでは…」と感じるかもしれませんが、警察がきちんと機能していない国や地域は珍しくありません。

特に途上国では、犯罪が警察への賄賂で解決されてしまうことが日常的に起こっている場合もあります。大きな権力の下で警察が権限を持たない場合も考えられます。警察が公平かつ適切に機能していなければ、国の治安を維持するのは難しいでしょう。

国が経済的に安定している

経済的に安定している国のほうが、治安も安定している可能性が高いものです。人々の生活が豊かであれば、生きるために悪いことをする必要がありません。

多くの場合、人がやむを得ず犯罪に手を染めるのは生活のためです。住んでいる人々が生活に困っていると、自然と犯罪の発生率が高まってしまいます。国の経済的な余裕が、国の治安を維持することにもつながっているのです。

観光客が多い

治安のいい国は、観光客も多い傾向にあります。誰でも旅行するときには、安全にその国を楽しみたいですよね。何か特別な使命や目的意識がない場合に、進んで危険な国に足を運ぶ人はあまりいないはずです。

安全な国や地域には、世界中から観光目的の人が集まりやすいものです。そして、観光客が集まることで経済的に発展したり、治安強化などのためにより環境が整備されたりするなどの好循環が生まれます。

治安のいい国に住む際の注意点

治安のいい国で生活するメリットは多いのですが、同時に注意点も存在します。移住前に治安のいい国に住むときに気をつけなければならない点についても、確認しておきましょう。

  • 税金が高い傾向にある
  • 移住者に対して快く思わない人もいる
  • 求められる教育・語学レベルが高い可能性がある

税金が高い傾向にある

経済的に発展している国、社会保障が整備されている国ほど税金が高くなる傾向にあります。海外旅行の際に「消費税が高いなぁ」と思ったことはないでしょうか。一時的な旅行と違って、移住するとその国の税金が生活全般にかかってくることになります。

お給料を額面で把握していたら、とんでもない所得税を引かれて手取りは予想していた額と全然違ったということにもなりかねません。税金についても把握しておく必要があるでしょう。

移住者に対して快く思わない人もいる

すべての治安のいい国が、移住者を快く受け入れてくれるとはかぎりません。「移住者によって治安が乱されるのでは…」と心配している人が多い地域は排他的になり、すんなり受け入れてもらえない可能性もあります。

移住先としては、さまざまな人種が共存していたり、外国人が多かったりする地域のほうが住みやすいでしょう。また、世界には親日の国や地域も多いもの。日本に対していい印象を持ってくれている場所であれば、日本人は受け入れてもらいやすくなります。

求められる教育・語学レベルが高い可能性がある

治安のいい国ほど、移住したいと考える人は多いはずです。また、国内での教育レベルも高い可能性があります。そのため、外国人を受け入れる側としても高度な人財を求める傾向にあるわけです。

就業ビザの取得の際には、高い学歴や高度な専門知識、語学力を要求されることも少なくありません。自分の条件が希望の移住先が求めるレベルに満たない場合もあるかもしれません。

治安のいい国がおすすめの人

治安のいい国で暮らしたいと考えている人は多いかと思いますが、以下のような人には特に治安のいい国への移住がおすすめです。

  • 語学力が高くない
  • 自分の身を自分で守れる自信がない
  • 現地で十分な収入を確保できる
  • 渡航や海外自体に不慣れ

語学力が高くない

英語や現地での語学力に自信がない場合は、移住先に治安のいい国を選ぶほうが安心です。犯罪率の高い国だと、言葉がわからないことで騙されたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性が上がります。

治安のいい国であれば、言葉の問題があっても最低限の安全を確保しやすいものです。現地で状況を把握したりコミュニケーションをとったりするのに語学力が十分でないと感じる場合には、治安のいい国を選んだほうがいいでしょう。

自分の身を自分で守れる自信がない

海外では、自分のことは自分で守らなければなりません。日本にいるときと違って、困ったときに助けてくれる知り合いがいないことも多いですよね。自分で自分を守れる範囲での移住を計画する必要があります。

自分を守る自信のない状態で、治安の安定しない国に移住するのはとても危険です。治安のいい国であれば、安全のために気を配る範囲や項目が少なくてすみます。

現地で十分な収入を確保できる

現地で十分な収入を確保できる見込みがあれば、治安のいい国は快適に生活しやすいでしょう。治安がいい国ほど経済的に発展していて、物価が高い可能性があります。

日本での収入が、海外では十分でない場合も考えられます。どれだけいい環境であっても、自分の収入が少なければみじめな思いをすることになるかもしれません。

安全な国でも、その国の生活に見合った収入が得られなければ、生活は苦しくなります。自分の収入と現地で必要な生活費を比較しておくことも大切です。

渡航や海外自体に不慣れ

初めての海外移住であったり、普段から海外旅行にあまり行かなかったりと、海外に不慣れな場合は、移住先には治安のいい国を選ぶのをおすすめします。行きたい国の治安があまりよくない場合には、治安のいい国で海外生活に慣れてから改めて希望の国に渡航するのも一つの方法です。

世界的に見て、日本は治安がいい国です。日本で生活していると、良くも悪くも危機管理意識は低くなります。日本で生活する感覚しか持たずに治安が安定しない国に行くのは、リスクが大きいでしょう。海外生活の第一歩は、治安のいい国から始めるのが安心です。

世界を視野に入れたキャリアプランでは、国選びが大切!

海外移住してキャリアを積む際には、どの国を選ぶかがとても大切です。せっかく勇気を出して移住した海外で、こわい思いをしたり、思うように活動できなかったりすれば悲しいですよね。

安全な環境で自分の能力を十分に発揮するために、ぜひ治安のいい国を選んでください。自分にあった国に移住できれば、日本にいては難しかったようなキャリアアップを果たすことも可能です。

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