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ドバイに移住するときの条件は?住む方法や永住権の取り方も紹介!

治安が良くビザが取りやすい国、ドバイに住む方法が知りたい!

ドバイといえば、お金持ちの外国人がたくさん移住しているイメージがありますよね。そのためドバイ移住はハードルが高いもののように感じてしまうかもしれませんが、実はドバイ移住のためのビザの取得条件は厳しくありません。

また、ドバイは世界的に見ても治安が良く、暮らしやすい場所といえるでしょう。今回の記事では、ドバイが移住におすすめである理由から実際にドバイ移住のためにやることリスト、ドバイ移住の注意点まで詳しく解説します。ぜひ海外移住先を決めるときの選択肢の一つとして、参考にしてください。

ドバイってどんな国?特徴を解説

ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)を形成する7つの首長国のうちのひとつです。中東のペルシャ湾岸沿いに位置します。

ドバイには、主に次のような特徴があります。

  • 観光資源が豊か
  • 人口の過半数がイスラム教信者
  • グローバル化が進んでおり、9割ほどが外国人
  • 諸外国へのアクセスが強い

観光資源が豊か

ドバイは石油産出国ですが、石油の枯渇に備えて早い段階から産業の多角化に力を入れてきました。観光業もドバイが力を入れて発展させてきた産業のひとつです。ドバイは、特に「世界一の〇〇」というものをたくさん作りだして、自国の観光資源としています。

ドバイの観光資源として有名なものには、以下のようなものがあります。

  • 世界一高い建物「ブルジュ・ハリファ」
  • 世界最大級のショッピングモール「ドバイモール」
  • 世界一大きな人工島「パーム・ジュメイラ」
  • 世界一大きなフレーム「ドバイフレーム」

人口の過半数がイスラム教信者

ドバイの人口の約半数は、イスラム教徒です。そのため、ドバイの街中ではアルコール類を販売していません。しかし、完全に飲酒が禁酒されているわけではありません。ドバイでお酒が飲みたいときには、ホテル内のレストランやバーで楽しめます。

また、ヒジュラ暦の9月にあたるラマダンの時期には、イスラム教を信仰する人々は日中の断食に入ります。一緒に断食する必要はありませんが、断食中の人々への配慮は大切です。ラマダン中は、ドバイの街中のレストランなどの飲食店は、パーテーションで仕切った状態で営業します。

グローバル化が進んでおり、9割ほどが外国人

ドバイの人口約350万人のうち、約90%が外国人です。このような人口構成は世界的にも珍しいものです。主にインド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピンなどの近隣諸国から、多くの外国人がドバイに移住して暮らしています。

グローバル化が進んでいることが、ドバイでの英語の通じやすさや、外国人の移住のしやすさにもつながっています。

諸外国へのアクセスが強い

ドバイには巨大なハブ空港が存在し、諸外国へのアクセスもしやすくなっています。ドバイ国際空港をハブ拠点とするエミレーツ航空は、その充実したサービスで、世界中の人から人気の航空会社です。世界150カ国以上の国と地域に就航しています。

ドバイには空港だけでなく、ジュベル・アリ港という巨大な貿易港もあります。ドバイは産業の多角化を計る際に、陸上や海上の貿易でもハブ拠点となることに力を入れてきました。ドバイでは、人だけでなく物の行き来も盛んです。

海外移住先にドバイがおすすめの理由

観光資源が豊富で、休暇で訪れるのにも素敵なドバイですが、移住先としても魅力的です。ドバイ移住がおすすめの理由として、次のようなことがあげられます。

  • インフラが整っている
  • 自然災害が少ない
  • 税金が安い
  • 英語が通じやすい
  • 日本人・アジア人でも受け入れられやすい
  • 冬が暖かく過ごしやすい
  • 治安が良い

インフラが整っている

早くからビジネス環境や観光資源を整えてきたドバイは、非常にインフラが整っています。日本で生活しているとインフラが整っていることは当たり前に感じるかもしれませんが、海外移住すると日本のように便利でなくて困ることもよくあります。その点、ドバイは移住後も便利に生活できる近代都市です。

ドバイでは、海外移住のときに心配な交通手段も充実していて安心です。また、海外の国では珍しく、水道水をそのまま飲めるといわれています。ただし、ドバイの水は日本と同じ軟水ではなく硬水なので、お腹に合わない人もいるかもしれません。

自然災害が少ない

海外移住先で自然災害が起こると怖いですよね。移住後の災害について心配に感じる人もいるかもしれませんが、ドバイは自然災害の少ない国です。

長い間ドバイは地震がない国といわれてきましたが、2014年にイラン沖で大きな地震が発生しています。自然災害が全く無いわけではありません。しかし世界的に見て、ドバイは自然災害の発生率が低い場所といえます。

日本の自然災害は、雨によるものが多いですよね。砂漠地帯のドバイはめったに雨が降りません。雨という観点でも、日本に住むよりもドバイ移住後は自然災害への心配が少なくてすむでしょう。

税金が安い

税金が安いことも、多くの外国人がドバイ移住を選ぶ理由です。消費税は課されますが、原則として外国人は、所得税や投資益税が非課税です。

以前は法人税も非課税でしたが、2023年より一定の条件下での法人税が導入されました。しかし、経済特区のフリーゾーン法人は、引き続き非課税です。

法人を維持するための登録料を毎月支払う必要がありますが、全体的に見れば税金が他国に比べて安いといえるでしょう。

英語が通じやすい

ドバイ移住において、英語が通じやすいことも嬉しいポイントです。ドバイの公用語はアラビア語ですが、外国人が多いため街中では英語が実用語として浸透しています。

ドバイのレストランでは、アラビア語と英語の両方がメニューに記載されているのが一般的。またドバイの若者のほとんどは、アラビア語と英語のバイリンガルです。

日本人・アジア人でも受け入れられやすい

外国人が人口の約9割というグローバル都市であるドバイでは、日本人、アジア人が移住しても快適に生活できます。同じ人種が多い国へ日本人が移住すると、良くも悪くも目立ってしまうことが気になる人もいるかもしれません。また、移住する場所や関わる人によっては、あからさまに差別を受けることもあります。

海外移住では、やはり孤独を感じやすいもの。外国人が多く人種的な差異が特別視されないドバイへの移住は、精神面でストレスを感じづらいといえます。

冬が暖かく過ごしやすい

寒さが苦手な人には特に、ドバイ移住がおすすめです。ドバイの冬の平均気温は20℃から25℃ほどで、寒さを感じずに過ごしやすい気候といえます。

ドバイには四季がなく、夏と冬だけが存在します。5月から10月が夏季、11月から4月が冬季です。

治安が良い

ドバイは治安が良い国です。移住を考える際、現地の治安はとても気になりますよね。通常、外国人が多い場所やさまざまな人種や文化が混在している場所は治安が悪くなりがちですが、ドバイは治安の良さを維持しているのです。

ドバイに移住する外国人は富裕層が多いことが、犯罪率の低さにつながっていると考えられます。日本は治安が良いとされている国ですが、ドバイは日本以上に治安が良いといわれることもあります。

今日から始めるドバイ移住!やることリストを解説

海外に移住するときは、国内での移住以上にやることが多く、時間がかかります。海外移住の準備には、3ヶ月ほどかかるのが一般的です。

ドバイに移住するときには、漏れのないように丁寧に準備しておきたいですよね。ここからは、ドバイ移住の前に国内でやっておくべきことを紹介します。

  • パスポートの更新・航空券の取得
  • ビザの取得・住宅の処理
  • 運転免許の事前更新・国際運転免許証の取得
  • 海外転出届の提出
  • 国民年金・国民健康保険の手続き

パスポートの更新・航空券の取得

ドバイに入国するためには、パスポートの期限が到着日から6ヶ月以上になっている必要があります。残存期間が6ヶ月以上ある場合でも、1年以内になっている場合には、ドバイ移住前に更新しておくことをおすすめします。ドバイの大使館でもパスポートの更新はできますが、移住後に慣れない土地で大使館まで行って手続きをするより、日本で済ませておいたほうが安心です。

また、ドバイに移住するための航空券を取得する必要があります。航空券は、直前よりも数ヶ月前に購入するほうが安価に手に入る傾向があります。移住する日が決まったら、早めに取得しておくと良いでしょう。

ビザの取得・住宅の処理

ドバイに移住するときには、ビザの取得が必要です。ビザの取得には時間がかかる場合も多いので、早めに手続きを進めておくほうが安心です。

また、移住前に日本で住んでいる部屋の処理も忘れずに。解約の申請は1ヶ月前までなど、契約によって決まりがありますよね。違約金などの余計な費用が発生したり、不動産会社や大家さんに迷惑をかけたりする事態を防ぐためにも、条件を確認し余裕を持って手続きしましょう。

運転免許の事前更新・国際運転免許証の取得

運転免許証の期限が近い場合には、事前に更新しておきましょう。試験場に海外移住する旨を説明すれば、事前の更新を受け付けてくれます。

運転免許証の更新は海外の大使館ではできず、一度帰国する必要があります。一定期間なら期限を過ぎていても更新手続きができますが、書類を揃えるのは少し面倒です。免許証が失効している間も不便ですよね。

ドバイ移住前に国際免許証を取得しておくのも良いでしょう。ドバイ移住後、もし運転しなくても身分証明書として使える場合があります。パスポートだけしか身分証明書がないと、移住後に万が一パスポートを紛失した際などの手続きが大変です。パスポートと国際免許証の両方を持っておくと安心です。

海外転出届の提出

1年以上の期間ドバイに移住する場合には、出国前に住んでいる自治体の役所で海外転出届を提出しなければなりません。一般的には渡航日の14日前から当日に申請が可能ですが、自治体によっては受付期間が異なることもあるので、確認しておきましょう。

海外転出届を提出すると、住民票が除票となり、日本に居住している登録がなくなります。マイナンバーも無効となりますが、移住を終えて帰国した際に転入の手続きをすれば、また住民票が登録されて、マイナンバーも有効になるため、安心してください。

国民年金・国民健康保険の手続き

海外転出届を提出すると、国民年金と国民健康保険の支払い義務がなくなります。国民健康保険料を支払わないぶん、その間の保障は無くなります。

国民年金は、海外移住の間も任意で支払うことが可能です。受け取り額を減らしたくない場合には、移住前に支払いを継続する手続きをしましょう。役所で手続きができるので、海外転出届を出したときに一緒に済ませるのがおすすめです。

ドバイに移住する際の条件・注意点

 

ドバイ移住は魅力的ですが、もちろん良い面ばかりではなく、注意しなければならない点も存在します。ドバイに移住してから「こんなはずではなかった」と後悔することのないように、気をつけるべき点についても移住前に把握しておきましょう。

  • イスラム教の文化に順応する必要がある
  • 物価が比較的高め
  • 家賃が年払いの可能性が高い
  • 夏は暑さが厳しい
  • アルコールの入手が難しい

イスラム教の文化に順応する必要がある

ドバイに移住した際には、現地の人々が信仰しているイスラム教の文化を尊重しなければなりません。

ラマダンの時期には、一緒に断食をする必要はありませんが、断食をしている人々への配慮が欠かせません。また、モスクなどの場所に赴くときには、イスラム教の決まりに合わせて女性は肌を隠す必要があるでしょう。

宗教色が強くない日本では普通にしていることが、ドバイの人々にとって失礼な態度となってしまうかもしれません。改宗するわけではなくても、ドバイに移住する際にはイスラム教の文化やルールについて把握しておくことが大切です。

物価が比較的高め

ドバイの物価は、世界各国の中では比較的高めです。ドバイの物価は日本よりも少し高めだと意識しておくと良いでしょう。

どんなに素敵な国に行っても、その国の生活水準を満たせる収入がなければ、満足な暮らしができない可能性が高いといえます。ドバイで快適に暮らすためには、ある程度の財産や収入を確保しておく必要があるでしょう。

家賃が年払いの可能性が高い

ドバイでは、家賃を年単位で払うところが多い傾向があります。最初に1年分の家賃を用意しておかなければならない可能性が高いのです。

また、1年分の家賃を払うと、気軽に引っ越しはできませんよね。ドバイで最初に部屋を選ぶときには、自分に合っているかどうかをよく見極める必要があります。

夏は暑さが厳しい

ドバイは、冬は温暖で過ごしやすい気候である半面、夏は50℃を超えることもあり、湿度も高くなります。ドバイの夏は暑さが厳しく、過ごしづらい気候です。

それでもドバイは屋内施設や交通手段が整っているため、外を出歩かなければならないことは少なく、暑さが苦手な人でも工夫すれば快適に過ごせるでしょう。

アルコールの入手が難しい

前述したとおり、イスラム教徒が多いドバイでは、街中でアルコールが売られていません。お酒が飲みたいときには、ホテルのレストランやバーに行くことになるでしょう。

日本のように毎日気軽に缶ビールを買って飲むというようなことはできないので、家での晩酌が習慣となっている人にとっては、ドバイでの生活は大変かもしれません。

ドバイで永住権に相当するビザを取得する方法

ドバイでは、外国人が永住権を取得する方法は基本的にありません。しかし、UAEの長期滞在ビザを更新していくことで、実質的にはドバイに永住することが可能です。

ドバイは裕福な外国人が多く、移住ビザの取得条件が厳しいだろうと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際には、UAEは長期滞在ビザを取得しやすい国のひとつです。

長期滞在ビザでドバイに住む方法は、主に以下の2つです。

  • 不動産ビザを取得する方法
  • 起業家ビザを取得する方法

不動産ビザを取得する方法

UAEの不動産ビザは、決められたエリアにある一定の条件の不動産を保有することで取得できます。不動産によって、3年、5年、10年のビザがあります。不動産ビザでの現地での就労は認められておらず、投資家向けのビザです。投資で収益を得ることは問題ありません。

不動産の購入に加えて、一定の資産を保有しているか、毎月一定以上の収入を得ていることが取得の条件となります。また、不動産ビザ取得後は、6ヶ月以上ドバイ国外へ渡航することは禁止です。基本的にドバイに住む必要があります。

起業家ビザを取得する方法

UAEの起業家ビザは、UAE内で法人を設立することで取得できます。起業家ビザの取得に際して、職歴や学歴の審査があります。一定以上の資産や収入があることと、犯罪歴がないことも、起業家ビザ取得の条件です。

フリーゾーンによりますが、法人設立費用は120万円から350万円程度といわれています。

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