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英語を使う職業ランキング15選|英語のレベルや勤務地による違いも解説

英語力を生かして、海外で活躍したい!

「新しい人生を始めたい!」「自分の可能性をもっと広げたい!」。そんな人におすすめの手段の一つが、海外移住です。しかし海外移住で最大の壁となるのが、就労問題です。英語のスキルを少しでも所持している人は、ぜひ持ち前のスキルを高め、海外就労につなげてみませんか?

今回は、英語を使う職業ランキングや、英語が苦手な人でも海外で働きやすい仕事をご紹介します。世界では15億人以上の人が英語を話しています。英語を使う職業に就ければ、就労のチャンスが広がるだけではなく、幅広い国々の文化にも触れられるのです。

英語を使う職業ランキング15選

ここでは、英語を使う職業ランキングをご紹介します。英語を使う職業ランキングでは、ビジネス英語の高いスキルを求められる職業から、日常会話レベルのスキルでも働ける職業まで取り扱っています。必要な資格や知識を学び、キャリアへとつなげていきましょう。

翻訳家

翻訳家とは、外国語を他国の言語に訳す仕事です。英語力だけではなく、日本語の文章力も求められます。また文章の内容を理解するだけでは、適切な翻訳はできません。文章や文法に込められたニュアンスを汲み取る知識が必要です。

そのため翻訳家として活躍するためには、国の文化や風習を理解することも大切です。翻訳家になるために特別な資格は必要ありませんが、語学力をアピールする要素として英検やTOEICを取得する人が多い傾向にあります。

通訳者

通訳者は、会議やビジネスの場で話される内容を、相手が理解できる言語に訳して伝える職業です。無資格で働けますがスキルをアピールするために資格が有用という点は、翻訳家と共通しています。

通訳者が必要な場面は、重大なビジネスシーンであることが多い傾向にあります。たとえば政治交渉・経済交渉・国際会議・講演会などが代表的です。英語が理解できるだけではなく、より適切なニュアンスに翻訳・意訳するための頭の回転も求められます。

英文速記者

英文速記者は、会議やインタビューの内容を英語で記録する仕事です。リアルタイムですべての会話を正確に残すことは不可能であるため、実際の仕事ではおもに専用の記号を用います。実際に原稿を作成する際に、記号から通常の英文に翻訳するのです。

英文速記者を目指す場合は「グレッグ公式英文速記者検定試験」を受験することで、活躍の幅を広げられるでしょう。外資系企業や大使館などの国際機関で働くことで、より安定した年収を目指せます。

参考:PASS「グレッグ公式英文速記者検定試験」

語学系教員

英語を用いれば、英語もしくは日本語の語学系教員として活躍できます。海外で英語を教えるためには、英語学もしくは英米文学の学位を持っていると有利に。日本での実務経験があれば、さらにスムーズな仕事探しにつながります。

またTOEICだけではなく、TESOLのような「英語を教える技術があることの証明」を所持していれば、移住後すぐに仕事を見つけやすくなるでしょう。ただし国によっては、無資格者が低い賃金で教えているケースがあり、有資格者の所得も低くなりやすい点に注意が必要です。

参考:成功する留学「TESOL(英語教授法)」

外資系企業

外資系企業に就職することで、英語を用いてキャリアアップを狙えます。外資系企業は企業の方針や形態によって求められる英語スキルが異なりますが、流暢な英語を扱えるほどキャリアの選択肢は増え、より自分らしい働き方につながります。

外資系企業では、即戦力を求められることが特徴です。日本で英語以外にも培った技術や知識がある場合は、積極的に応募してみましょう。年収は高い傾向にあり不要な残業もほぼありませんが、能力が発揮できなければすぐにクビになってしまうリスクもあります。

パイロット・キャビンアテンダント

パイロットやキャビンアテンダントをはじめとする「空の旅に関わる仕事」でも、英語スキルは必須です。パイロットになる方法としては、航空大学校やパイロット養成課程のある大学・専門学校への進学などが挙げられます。

キャビンアテンダントになるためには、航空会社への就職が必要です。就職では新卒採用と既卒採用の2種類ありますが、多くの希望者が4年制大学もしくは専門学校・短期大学に通うケースが多い傾向にあります。

航空管制官

航空管制官とは、飛行する航空機に対して指示や許可を与える仕事です。空港に設置された管制塔から航空機を捉え、離着陸の許可や走行経路の指示などを出します。飛行機が無事に動くためには、航空管制官のサポートが欠かせません。

航空管制官は、国によって就労条件が異なります。たとえばアメリカでは「アメリカ市民であること」、ヨーロッパでは「訓練開始時に25歳未満でユーロコントロール加盟国の国民であること」などが挙げられます。

参考:国土交通省「航空管制官 公式」

バイヤー

バイヤーは、商品の買い付けや商品管理を担当している人の総称です。市場調査・トレンド分析から実際の買い付けまでを担当するため、英語でのコミュニケーション能力やデータ分析能力が求められます。

また優れたバイヤーのスキルとして求められるのが、交渉力です。相手の心理を読みながら話をうまく進めるためには、日常レベル以上の英語力が必要です。営業・商談・売買のあらゆるシーンで、高い英語力は心強いサポートになります。

通関士

通関士とは、輸入や輸出に必要な書類を作成したり、代行して手続きしたりする仕事です。税関を通るために必要な業務であるため、国ごとの税の仕組みへの理解が求められます。通関士は、出張によって海外で活躍する機会も多い仕事です。

貿易のスペシャリストである通関士は、英語力に長けている必要があります。就職先は航空会社・海運会社・輸出入を扱うメーカーなどさまざまです。通関士として活躍するためには、通関士試験に合格したうえで関連企業への就職を経て、財務大臣の確認を受ける必要があります。

参考:日本関税協会「通関士とは、どのような資格ですか?」

海外留学サポート

海外留学サポートは、留学に関する相談にのったり、留学先の学校や渡航先の情報を提供したりする仕事です。生徒の年齢や目的に沿って、多くの留学プランのなかから適切な内容を提案します。また留学に関連する複雑な手続きの代行も、業務に含まれます。

生徒と留学先を橋渡しする役割を担うため、スムーズな留学をかなえるための英語力が必要です。実力をアピールできる資格として「RCA海外留学アドバイザー」や「JAOS認定留学カウンセラー」などが挙げられます。

参考:NPO留学協会「RCA海外留学アドバイザーQ&A」

参考:JAOS CC「留学カウンセラー資格制度について」

海外特派員

海外特派員とは、海外の首都や都市にある支局で、現地のニュースを日本に送る仕事です。国や地域の幅広い分野のニュースをカバーし、時差のある日本に情報を伝えるのです。高い英語力だけではなく、コミュニケーション能力や健康管理も重要な仕事です。

海外特派員として活躍するためには、マスコミ関係会社の記者採用試験に合格する必要があります。採用後5年ほど地方支局に勤務したうえで、語学力次第で国際部に異動するか本社勤務になるかに分かれます。

英文事務

英文事務とは名前の通り、英語を用いた事務全般を指します。仕事はおもに「海外の会社への対応」「英文の資料作成」「翻訳・通訳」の3種類に大別され、仕事の規模もさまざまです。

クレーム対応やビジネス書類の作成もすべて英語であるため、ビジネス領域に精通した英語力が求められます。英文事務として活躍するために特別な資格は必要ありません。TOEIC・TOEFL・英語検定などで高い結果を残すことで、就労のための自己アピールや収入アップにつながるでしょう。

参考:JOBNET「英文事務の仕事内容とは?必要なスキル・未経験からのなり方を解説」

英語保育士

英語を使う職業のなかでも英語保育士は人気の仕事です。海外で保育士として働くためには、就労する国の保育士関連資格やライセンスが必要です。

多くの場合、現地の専門学校や学校に通って資格を取得します。一部の国では、日本の保育士資格に足りない要素だけを現地で取得できるケースもあります。英語に自信がない人には、日本人の子どもを専門とした保育園も展開されているためチェックしてみましょう。

ITエンジニア

ITエンジニアとは、情報技術を取り扱う技術者の総称です。デジタル化・情報化の社会において、国内外問わず需要が高い職業となっています。海外でITエンジニアとして活躍するには「現地企業への就職」「日系企業に就職した後に海外支社に出向する」「日系企業の海外支社に就職する」などが挙げられます。

とくに日本でITエンジニアとして活躍していた場合、プログラミング言語の知識をそのまま生かせるため有利です。英語が扱えることでグローバルな人財として重宝され、キャリアアップもスムーズになるでしょう。

ツアープランナー

ツアープランナーとは、旅行・観光のツアー内容を組み立て、具体的な内容を決定する仕事です。観光客を引率するツアーガイドとは異なり、ユーザーのニーズを汲み取りつつ社会情勢を加味したうえで、プランを練る能力が求められます。

観光スポットやホテルなどを視察する際は、日本語資料だけでは心許ないものです。スタッフと英語でコミュニケーションを図れたり、現地の資料を読めたりする能力は、優秀なツアープランナーに欠かせません。

英語を使う職業ランキングを参考に、海外移住後の仕事を決めよう

英語を使う職業ランキングで紹介した仕事は、国によって就労条件や求められる語学力、年収などが異なります。航空管制官に代表されるように、同じ仕事や資格でも働けない国がある点に注意しましょう。

仕事と移住先のどちらを先に決めるのかは、当人のライフプランや資格内容によって変わるものです。また就労ビザの種類によっては、勤務先が明確になっていなければ発行されないものもあります。ランキングを参考にしながら、自分に合った仕事やスケジュールを検討していきましょう。

英語に自信がない人でも働ける仕事

ここでは、英語に自信がない人でも働ける仕事をご紹介します。海外移住への夢を抱きつつも、英語力が乏しいことが理由で諦めている人も多いのではないでしょうか。英語を扱えるに越したことはありませんが、ほぼ日本語のみでも働ける仕事も学び、選択肢を広げていきましょう。

日本人向けの観光業

日本人向けの観光業は、英語に自信がない人でも働ける仕事の一つです。とくに観光スポットが限られている国ではプランの変更も少ないため、基礎的な英語力のみで観光客を誘導できます。日本人向けホテルスタッフやクルーズスタッフなども、観光業に含まれます。

日系企業のデスクワーク

海外就労であっても、日系企業のデスクワークであれば高い英語力を求められません。職場が海外に変わっただけで、業務内容はほとんど日本と変わらない点が魅力です。ただし英語力が低いことで、キャリアアップのチャンスを逃してしまう可能性があります。

日本食の飲食店・職人

日本食の飲食店・職人は、日本人の需要が高い仕事です。とくに寿司職人や和食の料理人などは、多くの都市や店舗で活躍の場が用意されています。なかでも海外の寿司職人は、働き方次第で年収1,000万も夢ではありません。

日本語のみでできる日本語教師

現地の生徒に日本語を教える教師も、日本語のみで働ける仕事です。日本の英会話教室でも、英語のみでコミュニケーションをとる授業がありますよね。資料作成や事務作業など基礎的な英語力が求められるシーンもありますが、実際の授業の現場では英語を使う必要はありません。

海外で通用するスキルを身につけるなら「飲食人大学」

今回は、英語を使う職業ランキングや、日本語でも働ける仕事をご紹介しました。英語を使う職業の特徴として、英語力を鍛えるまでに大きなコストが発生することが挙げられます。海外移住では、英語が苦手でも成果を挙げやすい「寿司職人」として、新たなキャリアを歩んでみませんか?

「飲食人大学」は、寿司職人として海外で活躍できる人財を育成する学校です。生徒のライフスタイルに合わせ、幅広いプランを展開しています。「英語を使う職業に就く自信はないけれど海外で働きたい」という人は、ぜひオンライン相談や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。