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寿司学校とは?学費やキャリア、特徴、寿司職人になる方法を解説

寿司職人になりたい!夢をかなえる方法や費用は?

現在世界中でトレンドとなっている職業の一つが、寿司職人です。海外移住における職業選びでも寿司職人が注目されており、寿司職人のノウハウを学べる寿司学校の人気も高まっています。

今回は、寿司職人になる方法や、寿司学校で学ぶ内容をご紹介します。海外で寿司職人として活躍すると、日本の寿司職人と比べて2倍以上の報酬を得られる可能性も。寿司学校や修行を通してスキルを得て、新しい人生をスタートさせましょう。

寿司職人になる方法はおもに2つ

ここでは、寿司職人になるための基本的な方法をご紹介します。

  • 養成学校(専門学校)に入学・就職
  • 店に弟子入りして見習いとして働く

それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法を選択していきましょう。

養成学校(専門学校)に入学・就職

寿司職人になる方法の一つが、養成学校(専門学校)への入学です。いわゆる「寿司学校」と呼ばれる施設であり、数カ月~1年程度の期間で寿司職人のノウハウを学べます。大きなメリットとして、寿司店への就職の斡旋が挙げられます。

将来への不安が少ない状態で学べるのは、在学中の大きな安心感になるでしょう。ただし寿司学校での学習だけでは、実践経験が乏しいまま就職するケースが多い傾向にあります。寿司職人としてデビューできても即戦力にはなりづらい点がデメリットといえるでしょう。

店に弟子入りして見習いとして働く

店に弟子入りして見習いとして働くのも、寿司職人になる方法の一つです。リアルな現場を間近に感じながら働けるため、即戦力としての力を身につけられる点がメリットです。ただし見習い期間中は給料が低く、実際に包丁に触れるまでに何年もの月日が必要な場合もあります。

店によっては「3年経たないとシャリすら炊かせてもらえない」というケースも。一人前として寿司を握るためには、約10年もの修業期間が求められる可能性があります。

寿司学校で学ぶ内容

ここでは、寿司学校で学べる基本的な授業内容をご紹介します。

  • 寿司に関する調理技術
  • 寿司以外の和食に関する調理技術
  • 接客マナーや栄養学などの座学
  • メニューやコースの構成・実践

寿司学校で学べることは、寿司を握るスキルだけではありません。お客さんを満足させるサービスや寿司以外の和食についても学ぶことで、職人としての総合的なスキルを養えます。

寿司に関する調理技術

寿司学校で学べる代表的な授業内容が、寿司に関する調理技術です。包丁の正しい研ぎ方や酢飯(シャリ)の作り方、ネタの切り付け、握りまで、寿司に関する技術を幅広く身につけられます。

寿司が完成するまでのプロセスを頭と体で覚えることで、寿司職人としての質が高められていきます。また江戸前寿司の伝統的な仕込み技術を覚えられる点も特徴です。あらゆるネタを提供するためのスキルが総合的に養われます。

寿司以外の和食に関する調理技術

寿司以外の和食に関する調理技術も、寿司学校で教わるスキルの一つです。なぜなら実際の店舗では寿司だけではなく、旬の魚を使った一品料理や、コースに必要な小鉢料理などの調理技術も求められるからです。

また寿司屋では、華やかに刺身が彩られた大皿料理も提供されます。野菜を含む飾り切りの技術や、デコレーションのために必要な知識・センスなども、寿司職人として重要なスキルなのです。

接客マナーや栄養学などの座学

接客マナーや栄養学などの座学も、寿司学校で重要な授業です。たとえば昼の来客では、サービス以上にスピード感を求めている人が多い傾向にあります。反対に夜の来客では、お酒を飲みながらゆっくりと寿司を楽しみたい人が増えるものです。

お客さんの性質に沿ってニーズを汲み取り、臨機応変に対応するのも寿司職人の仕事です。また昨今では健康食としての寿司も注目されているため、栄養学に精通していることは大きなアドバンテージになるでしょう。

メニューやコースの構成・実践

寿司学校では、実際の寿司店でも展開されている「おまかせコース」のプロセスを一人で再現する技術が磨かれます。季節に応じたメニューの開発、珍しい魚や高級な魚の取り扱いなど、現場で求められる技能は多いものです。

メニューやコースの構成・実践では、寿司に関するスキルはもちろん、想像力や創造力なども必要です。自分の世界観を構築するだけではなく、講師や他の生徒、実際の店舗のメニューもリサーチしながら、クオリティを高めていきます。

寿司学校の学費・費用

以下に、寿司学校の学費・費用の目安をご紹介します。

  • 週に5回で2カ月のコース……70万円~
  • 週に2回で半年間のコース……70万円~
  • 週に3回で半年間のコース……130万円~
  • 1回2時間、合計50回のコース……50万円~

上記はあくまで目安のため、学校やプランによって異なる点に留意しましょう。また多くの学校では授業料とは別に、入学金として15〜18万円程度の費用が必要です。

海外進出に寿司学校が注目される理由

ここでは、海外進出・移住において寿司学校が注目される理由をご紹介します。

  • 日本食文化のトレンドが海外で定番化している
  • つらい修行をせずにプロとしてデビューできる
  • 年収を大幅にアップできる可能性がある

寿司職人や寿司学校が注目されている背景を学び、職業選択につなげていきましょう。

日本食文化のトレンドが海外で定番化している

寿司学校が注目されている理由として、日本食文化の世界的トレンドが挙げられます。日本食は低脂質・高タンパクな低カロリーフードであり、健康と美味しさが両立されている点が特徴です。

中でも寿司は日本独自の文化として世界に広まっており、海外の大都市にも多くの寿司屋が展開されています。寿司屋に携わるためのスキルを磨く場として、寿司学校の人気が高まっているのです。

つらい修行をせずにプロとしてデビューできる

寿司学校の存在が広く認知されるまで、寿司職人になる方法は非常にハードルが高いものでした。決して高いとはいえない給料で何年も厳しい修行に耐えなければ、一人前としてデビューさせてもらえなかったのです。

しかし寿司学校では、2カ月や半年などの短い期間で実践的なスキルを獲得できます。つらい修行をせずにプロとして店頭に立てるため、寿司職人の夢をより手軽に追えるようになりました。

年収を大幅にアップできる可能性がある

寿司職人のキャリアとして注目されているのが、海外店舗での活躍や独立です。日本の寿司職人の給料は平均430万円程度ですが、海外の寿司職人の場合は経験が浅い段階でも1,000万円を狙える可能性があります。

つまり寿司学校で短期間学ぶだけで、今よりもはるかに高い年収を得られるということです。もちろん年収アップのためには、寿司学校での継続的な努力や行動力が必要。しかし新しい人生を始めるためのきっかけとして、寿司学校への入学は有力な選択肢といえるでしょう。

参考:求人ボックス「寿司職人の仕事の年収・時給・給料」

寿司職人として、第二の人生を始めるなら飲食人大学!

今回は、寿司職人になるための方法や、寿司学校の特徴などをご紹介しました。寿司学校は、現在のライフスタイルに合わせてコースを選べる点もメリットです。半年以上かけてみっちり学ぶコースもあれば、2カ月以下の短い期間で学ぶコースも展開されています。

寿司学校によってプランや費用は異なるため、自分に合った学校選びが大切です。多くの寿司学校では、入学相談会や資料請求などのコンテンツを提供しています。まずは複数の寿司学校をリサーチしながら、それぞれの特徴を見比べてみましょう。

飲食人大学は、これから飲食業界で働こうとする人、既に飲食業界で働いている飲食人のための学校です。一般的な1年制の調理師学校のカリキュラムを「現場実践」と言うキーワードでいちから見直すことで、3ヶ月という短期間で、現場で通用する技術を修得できる短期集中型のプログラムを開発しています。

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