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寿司職人は年収1000万円超って本当?仕事の内容や給料事情とは?

海外で就職したい!給料や待遇が良い仕事は?

海外移住は多くの人が憧れを抱くもの。しかし住む国を変える際、就労の問題や不安を抱える方も多いでしょう。そんななか、海外移住に伴ったキャリアチェンジで注目を集めている職業が「寿司職人」です。

今回は、今注目の職業である寿司職人についてご紹介します。海外の寿司職人は、年収1000万を越えるケースも珍しくありません。収入を大幅に増やしながら海外移住の夢もかなえるために、寿司職人のニーズや人気の背景を学んでみましょう。

海外移住で寿司職人が注目されている理由

ここでは、海外移住で寿司職人が注目されている理由をご紹介します。年収1000万を狙えること以外にも、寿司職人には多くの魅力が存在しています。寿司のみならず日本食自体の存在価値に目を向けながら、キャリアの選択肢を広げていきましょう。

日本食のトレンドが定番化している

海外移住で寿司職人が注目されている理由として、日本食のトレンドが定番化していることが挙げられます。日本食はこれまでも、外国人から一定の人気を得ていました。しかし生魚を食べる文化圏が限られていたり、一部食材が外国人にとっては避けられやすかったりすることも事実です。

昨今では魚の生食への抵抗が弱まり、日本食は普遍的な食文化として受け入れられてきました。世界的なダイバーシティの推進により、異国の食文化に対して寛容になる動きが活発になっています。

日本の伝統技術であり廃れることがない

寿司は、日本で1200年以上続く伝統文化です。寿司職人のスキルも、末長く受け継がれるべき技術として認識されています。一時的なブームに乗った食べ物は、流行が廃れれば人気もなくなってしまいます。しかし伝統文化である寿司の価値は、今後も廃れることはありません。

つまり寿司職人は、今後も大きくニーズが減少しない仕事だといえるのです。国の情勢や経済のバランスによって「生涯ずっと年収1000万」は難しいかもしれませんが、外国では一定の報酬が担保された仕事であり続けることに変わりはないでしょう。

世界を挙げての健康志向ブーム

現在、日本を含む世界各国では健康志向ブームが拡大しています。たとえば睡眠の質を向上させるためのコンテンツや、運動習慣をサポートするコンテンツなどが人気です。健康のために欠かせない要素として、栄養素が整った食事が挙げられます。

寿司は低脂質・高タンパクのローカロリーフードです。健康維持にはもちろん、脂質カットを中心としたダイエットにも取り入れやすい食事といえます。健康は人間にとって永遠のテーマでもあるため、寿司は今後も世界で安定した人気を担保し続けるでしょう。

寿司職人の仕事内容

ここでは、寿司職人の仕事内容をご紹介します。年収1000万を得るためには、寿司を握るスキルだけでは足りません。素材を仕入れるための目利きやお客さんへのサービスなども含め、総合的なスキルを得てこそ高い報酬が得られるのです。

市場で材料の仕入れ

寿司職人の仕事は、魚市場で新鮮な素材を仕入れることから始まります。魚市場の朝は早く、早朝4時には仕入れがスタートする傾向に。魚の目利きに優れている寿司職人がいた場合は、仕入れ担当として活躍するケースもあります。

店で提供するメニューと照らし合わせながら、必要な魚や定番の魚、季節や地域特有の魚を仕入れます。仕入れでは、仕入れ先(仲卸し業者)の選定も重要です。競りに強い業者や一流店などと良好な関係を築けば、より円滑な仕入れが可能になるでしょう。

調理・提供

ネタやシャリの調理・提供は、寿司職人として最も重要視されるスキルです。仕入れた魚を捌きや握りの技術を通して加工し、お客さんに良質な寿司を提供します。シャリの米選びや調味料の塩梅も、寿司職人の腕の見せ所です。

また寿司職人では調理技術とは別に、美的センスも求められます。なぜなら、寿司は食べ物であるとともに、芸術品や文化としての側面もあるからです。味・コスパ・美しさが兼ね備えられているからこそ、提供する寿司に年収1000万の価値が生まれます。

接客・サービス

寿司屋の醍醐味は、寿司のクオリティだけではありません。落ち着いた店内でカウンター越しに寿司職人と語らう時間も、お客さんにとって価値のあるものなのです。当然ながら「お客さんとのお話し役」という仕事はないため、会話や接客も寿司職人の仕事に含まれます。

また寿司屋はランチタイムとディナータイムでは客層も異なります。お客さんのニーズを察知し、適切なサービスを提供するのも寿司職人の役割です。

海外の寿司職人は年収1000万円超って本当?

寿司職人で年収1000万を狙うためには、海外移住が前提になります。国内でも不可能ではありませんが、日本の寿司職人の平均年収は430万円です。年収1000万を得られる寿司職人になるためには、人一倍高いスキルやキャリア、SNSの活用などが求められるでしょう。

外国ではチップ文化が根付いており、寿司職人に対して非課税の副収入があります。また欧米諸国と比べると日本の平均年収は大幅に低い傾向にあるため、日本と同じ働き方をしても自然と給料は上がります。

たとえば2023年12月現在、日本の最低賃金は東京都で1,113円です。しかしロンドンでは、最低賃金が2024年4月から11.44ポンドになります。日本円に換算すると約2,090円であり、その差は歴然です。

参考:求人ボックス「寿司職人の仕事の年収・時給・給料」

参考:厚生労働省「東京都の最低賃金は令和5年10月1日より1,113円になります」

参考:RECTERS「英最低賃金、来年4月に9.8%引き上げへ」

寿司職人になる方法

ここでは、寿司職人になるための方法をご紹介します。寿司職人になる方法は、おもに「専門学校の卒業」もしくは「店への弟子入り」の2つです。どちらも年収1000万を十分に狙える方法であるため、特徴を学んだうえで自分に合った方法を選びましょう。

専門学校を卒業し、店舗に就職

寿司職人になる方法として、専門学校の卒業が挙げられます。学校やプランにもよりますが、寿司職人の養成学校は最短で2カ月、長くても1年程度で卒業可能です。長期間の修行を必要としないため、短期間で夢の実現に近づけます。

ただし学費や入学金が必要になり、就学中に報酬は発生しません。また実践経験が乏しいまま卒業するため、現場で即戦力として活躍することは難しいものです。ただし学校に就職先を斡旋してもらえる点は大きな安心材料といえるでしょう。

店舗に弟子入りして修行を積む

店舗に弟子入りして修行を積む方法も、寿司職人になる方法の一つです。技術を身につけた後は、店舗で一人前として働くか独立するか、他の店舗で働くかを選ぶ形になります。報酬を貰いながら現場で実践的なスキルを学べるのがメリットです。

ただし見習い中は報酬が低いだけではなく、長期間の修行が必要です。店によってはシャリを炊くまで3年、寿司を握るまで10年の修行期間が求められることもあります。

寿司職人にキャリアチェンジするなら、飲食人大学!

今回は、寿司職人が人気の理由や、海外移住で年収1000万を狙える背景などをご紹介しました。海外の寿司職人の求人は、日本国内からでもリサーチ可能です。移住候補の国を絞った後に「寿司職人 年収1000万 求人」や「寿司 海外 求人」などのキーワードで検索してみましょう。

海外移住のプランは、就労の確約から始まります。必要な条件や報酬形態をチェックしつつ、今から始められる準備を整理していきましょう。

飲食人大学は、これから飲食業界で働こうとする人、既に飲食業界で働いている飲食人のための学校です。一般的な1年制の調理師学校のカリキュラムを「現場実践」と言うキーワードでいちから見直すことで、3ヶ月という短期間で、現場で通用する技術を修得できる短期集中型のプログラムを開発しています。

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